豊科近代美術館所蔵品作家展で、毎年様々な角度から顕彰し、紹介しています。
宮芳平は、1923(大正12)年、長野県の諏訪へ女学校の美術教師として赴任します。
諏訪へ来てからの生活は貧しく、苦難の連続でした。しかし、宮は信州の大自然に触れ命あるものがひたむきに精一杯に生きる姿に心うたれ、自らもあらゆる逆境にも耐え、そのように生きたいと思い、作品に表現し続けました。
今回は、諏訪の自然を題材にした、初公開作品を含む絵画作品58点に併せて、宮が執筆した個人通信誌「AYUMI」の中から、関連する詩文を抜粋し、展示しています。