タイトル等
1942
日米交換船とその時代
会場
日本郵船歴史博物館
会期
2012-08-11~2012-12-09
休催日
毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)
開催時間
10:00~17:00
最終入館16:30
観覧料
一般400円、シニア(65歳以上)・中高生250円(校外学習の中学生は無料)、小学生以下無料
無料ティーコーナーあり
※日本郵船氷川丸とのセット券あり
9月17日(敬老の日)は、日本郵船歴史博物館・日本郵船氷川丸で65歳以上の方および同伴1名様の入館料が無料になります。
概要
太平洋戦争中、「交換船」とよばれる船が存在したことをご存知でしょうか。当時、全ての商船は国家の統制下におかれていました。かつて華々しく航海した客船は軍に徴用され、なかには航空母艦へと改造されるものもありました。この戦争の最中、一時軍事徴用を解かれ、歴史的航海の大役を果たしたのが「交換船」です。
「交換船」とは、戦時国際法により、「敵国」に残された人々を中立国の港で交換し合った船で、その重責を伴う運航は、海運会社日本郵船に託されました。開戦時、それぞれの相手国には外交官をはじめ、ジャーナリスト、学者等多くの自国の人々が暮らしていました。「交換船」はわずかな中立国を頼りに、国交が断絶する相手国から彼らを安全にそれぞれの自国に帰すという、困難極める歴史的航海を行ったのです。
本展では、「交換船」を中心に、商船が戦争に巻き込まれていった時代背景をご紹介します。本展を通じて戦後日本で活躍する多くの知識人たちが、この「交換船」に乗船していたという興味深い事実とともに、船会社が戦争という困難な時代に、懸命に果たした人道的支援の一端をご覧いただければ幸いです。
イベント情報
■講演会 [定員|80名様] [要予約|045-211-1923]
※ご予約後のキャンセルは1週間前までにお願い致します。
「日米交換船という歴史的できごと」
膨大な外交資料をくまなく調査し、乗船者へのインタビューなども通して様々な視点からまとめあげられた『日米交換船』の共著者である黒川氏に、戦後日本で活躍した多くの知識人が乗船していた交換船での出来事をご紹介いただきながら、交換船が日本の歴史においていかに興味深い事象であったかお話いただきます。
■日時:9/1(土)14:00~15:30
■場所:日本郵船歴史博物館オリエンテーションルーム
■料金:1,000円(博物館・氷川丸両施設入場料込み/各種割引対象外)
■講演者:黒川創 氏(作家、『日米交換船』新潮社 共著者)


■よみがえる船上の木琴コンサート [定員|各回80名様] [要予約|045-211-1923]
※ご予約後のキャンセルは1週間前までにお願い致します。
日本を代表する木琴奏者平岡養一(1907-1981)は、第一次日米交換船で帰国しました。交換船船内ではたびたびコンサートを開催し、その木琴の音色で多くの人々に安らぎを与えたといいます。このたびは、平岡が交換船船内でも愛用した1935年製の木琴と楽譜を譲り受けた通崎氏に、現在によみがえる交換船船上コンサートを開催いただきます。
■日時:10/27(土)
①14:00~14:45 ②16:00~16:45
■場所:日本郵船氷川丸1等食堂
■料金:1,000円(博物館・氷川丸両施設入場料込み/各種割引対象外)
■演奏者:通崎睦美 氏(木琴)、西脇千花 氏(ピアノ)


■展示解説 [予約不要]
企画展担当学芸員が、展示室にて解説を行います。ご自由にご参加ください。
■日時:8/11(土)、8/22(水)、9/8(土)、10/13(土)、11/21(水)、12/8(土)
いずれも、14:00~14:40
■料金:入館料のみ
ホームページ
http://www.nyk.com/rekishi/exhibitions/event/1942/
会場住所
〒231-0002
神奈川県横浜市中区海岸通3-9
交通案内
地下鉄みなとみらい線「馬車道」駅6番出口から徒歩2分
JR「関内駅」北口から徒歩8分
横浜市営地下鉄「関内駅」3番/4番出口から徒歩7分
ホームページ
http://www.nyk.com/rekishi/
神奈川県横浜市中区海岸通3-9
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