長谷川等伯(1539~1610)は能登七尾出身で、桃山時代に活躍した日本を代表する画家です。当館では小規模ながら毎年「長谷川等伯シリーズ展」を開催、等伯や長谷川派の作品を紹介してきました。また、「長谷川等伯没後400年」となった平成22年には、東京と京都で大規模な回顧展が開かれ、信春の名で活躍した「能登時代」が注目されました。これを受け、昨年は能登時代の作品を中心に紹介しました。
本年はそれに続き、京都で「等伯」として本格的に活躍し始めた51歳筆の京都市・圓徳院所蔵「山水図襖」を中心に、養父・長谷川宗清の基本作などを含めた16点と、参考出品の複製画3点を展示します。