タイトル等
向井潤吉 語らいの時間
「私は民家の卓抜した、
そして地方色豊かな形の面白さに魅せられて、
それを追跡するように描いてきた」
会場
世田谷美術館分館 向井潤吉アトリエ館
会期
2012-08-07~2012-12-02
休催日
毎週月曜日(ただし、祝・休日と重なった場合は開館、翌日休館)
開催時間
10:00~18:00
入館は17:30まで
観覧料
一般200(160)円、大高生150(120)円、中小生100(80)円、65歳以上及び障害者の方100(80)円
*( )内は20名以上の団体料金。小・中学生は土、日、祝・休日及び夏休み期間は無料。
*障害者で小・中・高・大学生、および障害者の介護者(当該障害者1名につき、1名に限る)は無料。
概要
終戦後、画家たちはそれぞれに自らの道を模索し、向井潤吉(1901-1995)は「日本の民家」をモティーフに選び、独自の道を踏み出し、拓いてきました。
若き日に渡仏し、ルーヴル美術館での古典名画の摸写を通じて、西洋美術の真髄を学び、さらにパリの美術学校で毎晩のようにクロッキーの紙数を重ねた経験は、向井作品の写実表現の充実を深めました。
「家のみに力点をおくと、何か設計図みたいな窮屈さと味気ない説明になりやすいので、むしろ家を大切にしながらも、その家を取り囲む風土風景を主とするようになってきた」と、向井は「民家に美を求めて」というエッセイに記しています。
民家のある風景へのこだわりから、人物描写は非常に少なくなっていきますが、点景としてさりげなく描かれた人物や、物干しにかかる洗濯物などが、人びとの生活や息づかいを強く感じさせてくれます。こうした向井の画家としての妙味ある構成力は、画面に自然の雄大さと奥行きをもたらし、さらに作品全体を引き締める役割を果たしているようです。そしてそこには、向井自身が風景と語り合った時間が寄り添っているように思えます。
各地の風土にいだかれた民家の姿に向き合い、皆様がそれぞれに向井潤吉が現場で感じとった感慨に想いを巡らせ、ひとつひとつの作品と語らいの時間を楽しんでいただければと思います。
会場住所
〒154-0016
東京都世田谷区弦巻2-5-1
交通案内
電車

東急田園都市線 「駒沢大学」駅西口 下車 / 徒歩10分

東急世田谷線 「松陰神社前」駅 下車 / 徒歩17分


バス

東急バス(渋05) 渋谷駅~弦巻営業所
「駒沢中学校」停留所下車 / 徒歩3分

東急バス(等11) 祖師ヶ谷大蔵駅~等々力操車所
「駒沢三丁目」停留所下車 / 徒歩3分

東急バス(渋11) 渋谷駅~田園調布駅
「駒沢大学駅前」停留所下車 / 徒歩10分

東急バス(渋12) 渋谷駅~二子玉川駅・高津営業所
「駒沢大学駅前」停留所下車 / 徒歩10分
ホームページ
http://www.mukaijunkichi-annex.jp/
東京都世田谷区弦巻2-5-1
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