タイトル等
高嶺格のクール・ジャパン
会場
水戸芸術館現代美術ギャラリー
会期
2012-12-22~2013-02-17
休催日
月曜日 ※年末年始12月27日(木)~2013年1月3日(木)
ただし12月24日、1月14日、2月11日[月・祝]および12月25日[火]は開館、1月15日、2月12日[火]休館
開催時間
9時30分~18時
入場は17時30分まで
観覧料
一般800円、前売・団体(20名以上)600円
中学生以下、65歳以上、障害者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は無料
※一年間有効フリーパス→「ハイティーンパスH.T.P.」1,000円/対象15歳以上20歳未満 「おとなのパス」2,500円/対象20歳以上
主催者
公益財団法人水戸市芸術振興財団
協賛・協力等
助成:芸術文化振興基金、公益財団法人三菱UFJ信託地域文化財団、公益財団法人アサヒグループ芸術文化財団
協力:株式会社太陽誘電、アサヒビール株式会社
企画:高橋瑞木(水戸芸術館現代美術センター主任学芸員)
概要
現代社会に潜む支配や抑圧のシステムに対して、批評的かつユーモアのある作品を発表している現代美術家・演出家の高嶺格の個展を開催します。
高嶺の作品の多くは、作家本人が日常生活で感じた違和感や疑問、怒りから着想され、次に展覧会を行う土地でのリサーチや人との出会いの蓄積によって実体化されていきます。本展のために、高嶺は2ヶ月半の間茨城県東海村と水戸市の中間地点の町に滞在しながら作品の構想を練り、制作を行いました。
展覧会タイトルにある「クール・ジャパン」とは、日本人の優れた技術力、きめ細やかなサービス、食からアニメやマンガ、ゲームといった幅広い日本文化を海外に積極的に発信するために日本政府が掲げているキーワードです。しかし2011年3月11日に発生した東日本大震災と、それにつづく福島第一原発の事故の問題はいまだ収束することもなく、政治や企業、マスメディアへの不信感や、人々の感情の分断を引き起こし、改めて日本文化や日本人を再考する気運が高まっています。
高嶺は展覧会に際し、以下のように語っています。「(震災後)私たちはイメージの数多くを目にしてきたけれども、その裏にある見えないものをいかに可視化できるか。その見えないものとは最近生じたものではなく、昔から連綿と続いている。原爆から福島の原発事故に対して、人々がこれまでどう反応しどう抑えつけられてきたか、ということと関連して考えたい。」
本展で高嶺は、戦後から現在にいたるまで日本人の無意識に働きかけてきたイメージや言葉に焦点を当てたインスタレーションを各展示室で展開します。鑑賞者が展示室ごとに異なる高嶺格版クール・ジャパンの世界を訪ねる体感型の新作展示です。
2002年のイラク戦争開戦直前に、高嶺は映像作品「ゴッド・ブレス・アメリカ」でアメリカの巨大な力や、支配と被支配の複雑な構造を描き出しました。そして「ゴッド・ブレス・アメリカ」発表から10年後にあたる本年、3.11を経て高嶺はいよいよ自分の母国である日本に対峙します。高嶺の作品をわたしたちの価値観や倫理観を考察するための機会として提示します。
イベント情報
【関連プログラム】 *参加費は展覧会入場料に含まれます。
■アーティスト・イン・ギャラリー
高嶺格が下記の1時間ギャラリーに滞在します。作品やテーマについてなど、お気軽に話しかけてみてください。
日時:2012年12月22日(土)14:00~15:00(予約不要)

■学芸員によるレクチャー
本展企画学芸員が高嶺格のこれまでの歩みや、本展覧会の制作の背景について話します。
日時:2013年1月19日(土)14:00~15:00
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー内ワークショップ室
定員:50名(先着順・予約不要)

■高嶺格、自作を語る
展覧会や作品について寄せられた疑問や質問を元に、作家が本展について語ります。
日時:2013年2月16日(土)14:00~15:30
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー内ワークショップ室
定員:60名(先着順・予約不要)

■ウィークエンド・ギャラリートーク
CACギャラリートーカーとともに展覧会を鑑賞します。
日時:2013年1月12日(土)~2月17日(日)
毎週土・日曜日 各日14:30~(約40分)
※ただし1月19日(土)、2月16日(土)は除く。

■赤ちゃんと一緒に美術館散歩
係員が付き添い、解説付きでお子さんと一緒の鑑賞をサポートします。
日時:2013年1月11日(金)、16日(水) 各日9:30~10:30/11:00~12:00
定員:各回5組(先着順・要電話申込)
対象:未就学児とその保護者
申込み:水戸芸術館現代美術センター Tel.029-227-8120
主催:NPO法人 子育て応援・ペンギンくらぶ、公益財団法人水戸市芸術振興財団
ホームページ
http://arttowermito.or.jp/gallery/gallery02.html?id=341
会場住所
〒310-0063
茨城県水戸市五軒町1-6-8
交通案内
JR 及び 路線バス
上野駅(※)から 水戸駅まで、常磐線特急『ひたち』『ときわ』及び各駅停車が約30分毎に運行しています。乗車時間は特急で約65~80分、各駅停車で約130分です。

水戸駅からは、バスをご利用になると便利です。「北口バスターミナル4~7番のりば」から乗車し、「泉町1丁目」下車。乗車時間は約10分です。降車後バスの進行方向に進み、すぐの交差点で大通り(国道50号)を渡り、そのまま路地を直進してください。徒歩2分ほどで到着します。

※2015年3月のダイヤ改正により、幾つかの時間帯において常磐線の運行が延長され、品川駅発着(東京駅経由)の便が追加されています。


お車
常磐自動車道 水戸ICより 国道50号線を水戸市街地方面へ 約20分。

水戸ICを下りた道路が国道50号線です。そのまま市街地方面にお進みください。
しばらく進みますと、バイパスと本道と分かれていますが、そのまま下の道路(本道)をお進みください。道なりに15分ほどで水戸の市街地に入ります。
市街地の中の交差点、「南町3丁目」で左折をしてください。(左手にみずほ銀行がございます。) そこから「2つ目の信号」でまた左折をしてください。
そこから信号ひとつ過ぎたところで芸術館の地下駐車場のマークが見えてまいります。


高速バス
東京駅 八重洲南口バスターミナルのりばから 「常磐高速バス(赤塚又は茨大ルート) 水戸駅行き」で約100分、泉町1丁目下車、徒歩2分。
ホームページ
https://www.arttowermito.or.jp/
茨城県水戸市五軒町1-6-8
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