タイトル等
松本峻介展
生誕100年
「私は今、街の雑踏の中を原つぱを歩く様な気持で歩いてゐる。」
会場
神奈川県立近代美術館 葉山
会期
2012-06-09~2012-07-22
休催日
月曜日(7月16日は開館)
開催時間
午前9時30分~午後5時
入館は午後4時30分まで
観覧料
一般1,000円(900円)/20歳未満・学生850円(750円)/65歳以上500円/高校生100円
*( )内は20名以上の団体料金です。
*中学生以下、障害者手帳をお持ちの方は無料です。
*ファミリー・コミュニケーションの日:毎月第一日曜日(今回は7月1日)は、18歳未満のお子様連れのご家族は、優待料金(65歳以上の方を除く)でご観覧いただけます。
主催者
神奈川県立近代美術館/NHK横浜放送局/NHKプロモーション
協賛・協力等
制作協力=NHKプラネット東北
概要
昭和前期の日本美術界に大きな足跡を残し、36歳で夭折した画家松本竣介。1912(明治45)年に東京で生まれた松本竣介は、少年時代を岩手で過ごし、その頃、病気で聴力を失ったことをきっかけの一つとして画家を志します。上京後は太平洋画会研究所へ通い、麻生三郎、靉光ら同世代の画家たちと交流を持ちながら制作に取り組み、1935(昭和10)年、第22回二科展に初入選。以降、建物や人々が幾重にも重なり合う都会風景や、大地に立つ自らの姿を大画面に描いた《立てる像》などの代表作を発表しました。また、1936年にはデッサンとエッセイを載せた雑誌『雑記帳』を創刊するなど、文芸活動にも取り組みます。しかし、新たな世界を構築しようとしていた矢先の1948年6月、病のためその短い生涯を閉じました。日中戦争から太平洋戦争へと戦争が拡大し、敗戦を迎えるという過酷な時代に、画家として、人間として、きわめて充実した生をまっとうした松本竣介は、突然訪れた死による中断にも関わらず、その後の日本の美術にとって一つの里程標でありつづけてきました。
松本竣介という画家の存在が、初めて公立美術館で大きく取り上げられたのは、神奈川県立近代美術館で1958年に開催された島崎鶏二との二人展でした。それから半世紀以上を経て、当館のコレクションの中でも最も重要な位置を占める画家松本竣介の全貌を、本展では作風や描かれたテーマに応じて全体の構成を4章に分けて紹介。代表作の油彩画約120点のほか、彼の創作活動を知るうえでの手掛かりとなる素描作品も多数展示します。さらに、竣介撮影の写真や友人宛の書簡などの資料類も合わせて展示し、人間としての松本竣介像にも迫ります。
今年生誕100年を迎える松本竣介の画業は、今なお多くの人の心を捉えて離しません。静謐な中にも深い詩情をたたえた松本竣介の世界をお楽しみください。
イベント情報
■講演会①「松本竣介と都市風景の発見」(仮題)
講師:海野弘氏(美術史家)
日時:7月7日(土)午後2時~4時
会場:神奈川県立近代美術館 葉山 講堂
定員:70名(要申込、先着順)、無料
申込方法:住所、氏名、電話・Fax番号、メールアドレスをご記入の上、Faxまたはメールでお申し込みください。
[申込先]
Fax:046-875-2968
メール:public@moma.pref.kanagawa.jp

■講演会②「松本竣介とその時代」
講師:長門佐季(当館主任学芸員)
日時:7月14日(土)午後2時~4時
会場:神奈川県立近代美術館 葉山 講堂
定員:70名(申込不要、当日先着順受付)、無料

■学芸員によるギャラリートーク
6月16日(土)、6月30日(土)午後2時から
申込不要、無料(観覧券が必要です)
ホームページ
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/exhibitions/2012/shunsuke/index.html
会場住所
〒240-0111
神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1
交通案内
■ 電車・バス
JR横須賀線でお越しの場合
JR横須賀線「逗子」駅前(3番のりば)から 京浜急行バス「逗11、12系統(海岸回り)」(所要時間約18分)に乗車し、「三ヶ丘・神奈川県立近代美術館前」で下車。

京浜急行でお越しの場合
京浜急行「新逗子」駅前(南口2番のりば)から 京浜急行バス「逗11、12系統(海岸回り)」(所要時間約18分)に乗車し、「三ヶ丘・神奈川県立近代美術館前」で下車。

■ 車
横浜横須賀道路でお越しの場合
・逗子インターチェンジから 逗葉新道経由で7.6km
・横須賀インターチェンジから 県道27号横須賀葉山線経由で7.2km
ホームページ
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/
神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1
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