タイトル等
林忠彦賞20回記念写真展
会場
川崎市市民ミュージアム
企画展示室2
会期
2012-06-02~2012-06-24
休催日
毎週月曜日(祝日・国民の休日の場合は開館)
開催時間
9:30~17:00
入館は16:30まで
観覧料
無料
主催者
川崎市市民ミュージアム、財団法人周南市文化振興財団
概要
林忠彦は、1918年(大正7)山口県周南市の写真館の長男として生まれました。若い頃から写真家として活動し、1945年(昭和20)北京で終戦を迎えました。林は東京の焼け跡の中でもたくましく生きる日本人の姿を捉え続け、中でも当時を象徴する無頼派作家、太宰治、織田作之助の一瞬の姿を切り取った作品は評判を呼び、次々と人物写真を発表、20誌以上の雑誌に発表する売れっ子作家になりました。1971年(昭和46)に写真集『日本の作家』、その後『日本の経営者』『日本の画家108人』『カストリ時代』などを発表し、いわゆる人物写真シリーズを完成させました。1980年(昭和55)『長崎・海と十字架』、翌年『若き修羅たちの里―長州路』を発表、この頃から風景写真から人物が消えるという新傾向の作品に変化していきます。1985年(昭和60)肝臓ガンを宣告され更に脳出血に襲われましたが、車椅子で『東海道』の撮影を続け、完成後の1990年(平成2)12月壮絶な死を遂げました。
林忠彦の出身地、周南市は林忠彦の偉業を後世に伝えるため平成3年度(1991)林忠彦賞を創設しました。この賞は1月から12月の一年間に写真展、写真集、カメラ雑誌などに発表された作品を対象とし、選考委員会によって決定します。受賞作は新たにプリントし写真展を各地で開催、また周南市の林忠彦コレクションに加え、周南市美術博物館に収蔵します。
時代と共に歩む写真を撮り続けた林忠彦の精神。それを継承し乗り越え、未来を切り開く写真家の発掘を目指す林忠彦賞は、平成22年度(2010)に20回を迎え、昨年周南市美術博物館で記念写真展を開催しました。その展覧会を、今回川崎市市民ミュージアムで開催いたします。
第1回受賞作・後藤正治氏「西域―シルクロード」から第20回受賞作・山内道雄氏「基隆」までの21作品(第3回は2作品受賞)は、いずれもその時代の息吹を色濃く反映しています。今展では歴代の受賞作品(代表作)と、各受賞者の新作を一堂に展示します。併せて川崎市市民ミュージアムが所蔵する林忠彦の作品を展示、林忠彦賞の辿ってきた歴史、そして未来を展望します。社会は心を撃つ写真を求めています。写真の持つ力を、この展覧会でぜひ感じ取ってください。
イベント情報
ベビーカーツアー
6月14日(木)11時から
要申込・解説付

川崎市市民ミュージアム学芸員による
ギャラリートーク
6月23日(土)14時から
ホームページ
http://www.kawasaki-museum.jp/display/exhibition/exhibition_de.php?id=223
会場住所
〒211-0052
神奈川県川崎市中原区等々力1-2
交通案内
武蔵小杉駅 (JR 南武線・横須賀線・湘南新宿ライン、東急東横線・目黒線)から バスで約10分
○ 北口 1番乗り場から 川崎市バス
[杉40] 市民ミュージアム行 終点下車
[杉40] 中原駅行 「市民ミュージアム前」下車すぐ
[溝05] 溝口駅前行 「市民ミュージアム前」下車すぐ
○ 南口「東横線小杉駅」バス停から 東急バス
[川33] 市民ミュージアム行 終点下車
○ 横須賀線口 2番乗り場から 東急バス ※土曜・休日のみ
[杉05] 市民ミュージアム行 終点下車

溝の口駅 (JR 南武線、東急 田園都市線・大井町線)から バスで約20分
○ 北口 3番乗り場から 川﨑市バス
[溝05] 小杉駅行 「市民ミュージアム前」下車 徒歩すぐ
○ 北口 5番乗り場から 東急バス
[溝02] 小杉駅行 「市営等々力グランド入口」下車 徒歩8分

川崎駅(JR)から バスで約40分
○ 西口 北バスターミナル 82番乗り場から 東急バス
[川33] 市民ミュージアム行 終点下車

※当館に専用駐車場はありません。お車でお越しの方は等々力緑地公園内駐車場(有料)をご利用ください。
駐車場ご利用の割引等はございません。
ホームページ
https://www.kawasaki-museum.jp/
神奈川県川崎市中原区等々力1-2
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