タイトル等
吉川霊華展
近代にうまれた線の探究者
会場
東京国立近代美術館
企画展ギャラリー[1F]
会期
2012-06-12~2012-07-29
休催日
月曜日(7月16日は開館)、7月17日[火]
開催時間
午前10時~午後5時
金曜日は午後8時まで(入館は閉館30分前まで)
観覧料
一般850(600)円 大学生450(250)円
( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。
高校生以下および18歳未満、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。
本展の観覧料で入館当日に限り、同時開催の「写真の現在4 そのときの光、そのさきの風」、所蔵作品展「近代日本の美術」もご覧いただけます。
主催者
東京国立近代美術館
協賛・協力等
助成=公益財団法人アサヒビール芸術文化財団、公益財団法人花王芸術・科学財団、公益財団法人三菱UFJ信託地域文化財団
概要
吉川霊華[1875-1929]といってもほとんどの人はご存知ないかもしれません。
物語や道釈人物を画題としているからといって、敬遠しないでください。霊華の作品の魅力はその線にあります。細く、速度をもってリズミカルに継がれてゆく線が、山となり雲となり、人をかたどったかと思えば、余白に散らされた仮名となる。書も画も一体となったようなその独歩の世界に息をひそめて近づくと、かすかに、たとえようもなく美しい音曲が聞こえてくるはずです。
やまと絵の研究からはじめて広く東洋芸術を研究した霊華。1916年に鏑木清方や平福百穂らと結成した金鈴社という舞台を得て画壇にその名が知られるようになっても、帝展などの大きな展覧会からは距離を置き、孤高の芸術を拓きました。その信念は、「正しき伝統の理想は復古であると同時に未来である」という言葉に現れています。やがて時代が雲華に追いつき、昭和にかけてさまざまに線描美の探究がおこなわれるようになっても、霊華はゆうゆうと孤高をたもち続けました。
展覧会芸術から遠いところに花開いた近代のもうひとつの美の世界。代表的作品ならびに数多くの初公開作品を含む約百点と、ニ十代からの38冊に及ぶスケッチ帳、草稿、資料などを紹介する本展で、近代に生まれた線の探究者を発見してください。
イベント情報
[講演会]
2012年7月7日[土]14:00―
笠嶋忠幸[出光美術館学芸課長代理]
講堂(地下1階)にて、申込不要、聴講無料(先着150名)
[ギャラリートーク]
2012年6月23日・30日[土]14:00―
7月6日[金]18:00―
鶴見香織[当館主任研究員・本展企画者]
会場にて、申込不要、参加無料(要観覧券)
展示替え情報
会期中、一部作品の展示替があります。
ホームページ
http://www.momat.go.jp/Honkan/kikkawa_reika/index.html
会場住所
〒102-8322
東京都千代田区北の丸公園3-1
交通案内
東京メトロ東西線 竹橋駅 1b出口 徒歩3分
ホームページ
https://www.momat.go.jp/
会場問合せ先
03-5777-8600(ハローダイヤル)
東京都千代田区北の丸公園3-1
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