タイトル等
現代の書 松本春子展
北に咲いたかなの花
会場
北海道立函館美術館
会期
2001-11-18~2001-12-23
休催日
月曜日、11/27(火)
観覧料
一般300(250)円、大学生150(100)円、高校生以下・65歳以上の方・心身の障害のある方は無料
※( )内は10名以上の団体料金
主催者
北海道立函館美術館、北海道新聞社
概要
当館では主要なコレクションである書の関連企画として、毎年現代書をテーマとした展覧会を開催しています。今回は、「かな」書道の研究団体〈さわらび会〉などを舞台に、半世紀を越える多彩な活動を展開した北海道の代表的な「かな」作家・松本春子に焦点を当てます。
松本春子(明治33(1900)~平成元(1989))は北海道帯広市の酒造家に生まれました。開業医の夫を支えながら家事や育児をこなすなか、歌人で書家の尾上柴舟と出会い、和歌と書道への情熱を燃やします。その後、仲田幹一にも師事して古典研究と展覧会への出品を重ね、昭和11年に〈さわらび会〉を創立します。翌年、北海道書道協会が創立され、夫・剛太郎が会長に就任。最大の理解者の応援のもと、戦後も社中展や北海道書道展など道内の活動をはじめ、日本書道美術院、毎日書道展、創玄展、現代女流書展など中央書壇でも幅広く活躍し、その優美で品格の高い書風は多くの支持を集めました。自作の和歌を題材にするなど、感性と表現力の豊かさ、文学への志向の高さも大きな魅力となっています。
大字を中心とした戦後の書業は現代の「かな」の発展と重なり、春子のもとから今につながる多くの後進が生まれました。さらに、藤女子大学で教鞭をとりながら個展の開催を重ねるなど北海道における「かな」の開拓者としての功績は大きく、北海道新聞文化賞(昭和36年)をはじめ、北海道文化賞(同43)、北海道開発功労賞(同54)等の各賞を受けています。
本展では松本春子生誕101年を記念し、当館の所蔵作品を含めた65点の遺作と資料等を通して春子の書業全般を振り返りながら、春子に続く現代作家の作品をあわせてご紹介します。
北の大地を彩る春の花々のように美しく咲き誇る「かな」の世界を心ゆくまでお楽しみください。
ホームページ
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/hbj
展覧会問合せ先
函館美術館 Tel.0138-56-6311
会場住所
〒040-0001
北海道函館市五稜郭町37-6
交通案内
市電
「函館駅前」から 湯の川方面乗車
「五稜郭公園前」下車 徒歩7分

バス
「函館駅前」から 函館バス5-1、6-2、50、59、60、105系統、106ループ27、130系統乗車
「五稜郭公園入口」下車 徒歩3分

タクシー
JR函館駅より 約10分
函館空港より 約20分

※当館ご利用の方は駐車場料金が2時間まで無料になります。
ホームページ
https://artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp/hbj
北海道函館市五稜郭町37-6
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