よこはま動物園ズーラシアのメスのインドゾウ、チャメリーとシュリーは、絵を描くことで知られています。ゾウの健康管理などのために描かせているものですが、あざやかな色の線を走らせた抽象画や水墨画風の作品、「自画ゾウ」(?)もあります。
この展覧会では最初に、そのようなゾウの絵をご紹介します。そして、動物の秘めた力を実感したあとは、画家や彫刻家たちの表した、さまざまな動物をお楽しみください。白クマやキリン、ライオンやウサギ、犬や猫、鳥たち。身近な動物も野生の動物たちも集まっています。
現代の作家では、木彫で動物を表現し注目されている三沢厚彦、さまざまな動物のイラストで活躍しているミロコマチコ、赤松きよの石膏を主な素材にして創った動物のコーナーも設けました。当館のコレクションからは、人と動物の表された作品が参加します。
動物という親しみやすい題材を、ひと味違った視点で楽しむアートの動物園が開園です!