タイトル等
開館40周年記念企画④
アジアをつなぐ
-境界を生きる女たち 1984-2012
会場
栃木県立美術館
会期
2013-01-26~2013-03-24
休催日
月曜日(2月11日は開館)、 祝日の翌日(2月12日、3月21日)
開催時間
午前9時30分~午後5時
入館は4時30分まで
観覧料
一般:800(700)円
大高生:500(400)円
中学生以下無料
( )内は20名以上の団体料金
主催者
栃木県立美術館
協賛・協力等
助成=芸術文化振興基金、公益財団法人吉野石膏美術振興財団、公益財団法人ポーラ美術振興財団
後援=朝日新聞宇都宮総局、NHK宇都宮放送局、エフエム栃木、産経新聞社宇都宮支局、下野新聞社
とちぎテレビ、栃木放送、日本経済新聞社宇都宮支局、毎日新聞社宇都宮支局、読売新聞宇都宮支局
概要
アジアの女性アーティストに焦点を絞った日本初の大規模な展覧会を開催します。アジア地域に生まれ、活動し、また海外に拠点を移す人も含めて、1980年代から現在までの作品を一堂に会し、女性たちの身体や社会、歴史など多方面にわたる関心の有りようや、表現の多様性、時代的な変化を概観するものです。
今日、アジアの女性アーティストは国際展にもしばしば参加するようになり、生涯、アーティストとして活動を続ける女性も増えてきました。しかし、このような状況は中国を筆頭とするアジア諸国の経済成長を背景にして、国際社会の関心がアジアに向くようになり、またジェンダー意識が社会全般に高まった近年のことであり、長いあいだ、特に日本では、アジア美術や、さらにアジアの女性アーティストに対して、関心が注がれることはきわめて稀でした。
そこで本展では、「アジア」「女性」という立場で制作してきたアーティストたちの軌跡をたどるとともに、アジアの女性アーティストが、むしろその二重のマイノリティ性、あるいは各地域によって異なるさまざまな社会的制約を逆手にとって、しなやかに制作をしてきた作品をでき得る限りバラエティ豊かにご紹介いたします。そこではマイノリティの声の集積ではなく、「アジア」「女性」「アート」が掛け合わされたところで生まれる、新鮮な魅力と熱気に満ちた創造性に出会うことができるでしょう。
西はパキスタンから、インド、バングラデシュ、中国、フィリピン、シンガポール、台湾、韓国など、日本を含めた16力国・地域の48人による、約110件の作品を5章に分けてご紹介いたします。
イベント情報
関連企画
◆ギャラリー・トーク
①出品作家によるオープニング・ギャラリー・トーク
1月26日(土) 14:00-16:00 (通訳付き) 企画展示室
ユン・ソクナム、ナリニ・マラニ、出光真子、阪田清子、井上廣子、山城知佳子ほか予定
②担当学芸員によるギャラリー・トーク
2月9日(土)、3月2日(土)、3月24日(日) いずれも14:00-15:00 企画展示室
*①②とも企画展観覧料が必要(事前申し込み不要)

◆シンポジウム
「アジアの女性アートを考える」
出品アーティストと美術研究者による「アジア、女性、アート」をめぐる語りの場
2月24日(日) 13:30-16:30 (通訳付き) 集会室 先着100人
*事前申し込み不要
パネリスト:アマンダ・ヘン、グェン・チン・ティ、町田久美(以上、出品作家)
金惠信(青山学院大学講師、予定)
コメンテーター:北原 恵(大阪大学教授)
司会:小勝禮子(当館担当学芸員)
協力:科研(基盤B)「『移動』から見た女性美術家と視覚表象の研究」

◆コンサート
創作竹楽器演奏集団東京楽竹団
日本の文化に深く関わる竹を使った創作竹楽器による新しい響きの音楽の演奏会
3月3日(日) 14:00-15:00 集会室 先着100人
*企画展観覧料が必要(事前申し込み不要)

◆パフォーマンス
イトー・ターリ
「放射能に色がついていないからいいのかもしれない…と深い溜息…をつく」
沖縄から福島をつなぐ、「見えないもの」にされていることをあらわにする渾身のパフォーマンス
3月23日(土) 15:00-16:30 集会室 先着60人
*企画展観覧料が必要(事前申し込み不要)

[コレクション企画Ⅳ]
ミュージアムズ・チョイスこの1点 福島秀子《ホワイトノイズ》1959年
「アジアをつなぐ―境界を生きる女たち」展に合わせて、常設展示室2Fをコレクションによる女性アーティスト特集といたします。

映像作品上映会

会場:栃木県立美術館 集会室 先着100人 すべてDVDによる上映
*企画展観覧料が必要(事前申し込み不要)

上映日時 ①2月3日(日) 上映プログラム 11:00-A 14:00-B
上映日時 ②2月10日(日) 上映プログラム 11:00-C 14:00-D
上映日時 ③2月16日(土) 上映プログラム 11:00-E・F 14:00-E・G
上映日時 ④3月9日(土) 上映プログラム 11:00-H 14:00-A
上映日時 ⑤3月10日(日) 上映プログラム 11:00-I 14:00-C
上映日時 ⑥3月17日(日) 上映プログラム 11:00-B 14:00-F・G
上映日時 ⑦3月20日(水・祝) 上映プログラム 11:00-D 14:00-H

A ソン・ヒョンスク《家は何処に》79分2002年
B 琴 仙姫/全タイトル88分:
《獣となりても》 18分2005年、《異郷の空》70分2005年
C ジェーン・ジン・カイスン《女と孤児と虎》72分2010年
D トリン・T・ミンハ《夜のうつろい》98分2004年
E ヤスミン・コビール《ある解放》38分2003年
F グェン・チン・ティ《再録画されたテープの編年史》28分2010年
G 山城知佳子/全タイトル36分:
《オキナワTOURIST》22分2004年
《あなたの声は私の喉を通った》7分2009年、《沈む声、赤い息》7分2010年
《コロスの唄-Life Field-》9分2012年
H 出光真子/全タイトル96分30秒:
《Woman's House》13分40秒1972年、《主婦の一日》9分50秒1977年
《アニムス パート2》19分40秒1982年、《ざわめきの下で》10分50秒1985年
《洋二、どうしたの?》18分1987年、《清子の場合》24分20秒1989年
I 出光真子/全タイトル70分50秒:
《おんなのさくひん》11分1973年、《At Any Place 4》12分30秒1978年
《加恵 女の子でしょ!》47分20秒1996年
ホームページ
http://www.art.pref.tochigi.lg.jp/exhibition/t130126/index.html
会場住所
〒320-0043
栃木県宇都宮市桜4-2-7
交通案内
電車・バスをご利用の場合―
■ JR宇都宮駅から
西口バスターミナル 6番・7番乗り場から、
関東バス [作新学院・駒生行]で約15分、桜通十文字下車すぐ
■ 東武宇都宮駅前から
東武宇都宮駅前バス停(大通り沿い)から、
関東バス [作新学院・駒生行]で約5分、桜通十文字下車すぐ

お車をご利用の場合―
駐車場有・料金無料
■ 東北自動車道で
[鹿沼IC]から 約15分、または [宇都宮IC]から 約20分
■ 北関東自動車道で
[壬生IC]から 約25分
ホームページ
http://www.art.pref.tochigi.lg.jp/
栃木県宇都宮市桜4-2-7
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