タイトル等
木下晋展
-祈りの心-
会場
足利市立美術館
会期
2012-09-08~2012-10-28
休催日
月曜日(ただし9月17日、10月8日は開館)、9月18日(火)、10月9日(火)
開催時間
午前10時~午後6時
入館は午後5時30分まで
観覧料
一般600(480)円 高校・大学生400(320)円 中学生以下無料
( )内は20名以上の団体料金
※同時開催の「足利の富士山信仰」もご覧になれます。※障がい者手帳をお持ちの方は、観覧料が免除になります。
※「いきいきパスポート」をお持ちの方、および両毛広域都市圏内にお住まいの65歳以上の方は無料です(住所・年齢を証明できるものをご提示ください)。
※第3日曜日「家庭の日」(9月16日、10月21日)は、中学生以下のお子様を同伴のご家族は無料となります。
主催者
足利市立美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
協賛・協力等
協賛:ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン、日本テレビ放送網
協力:(財)足利市みどりと文化・スポーツ財団、東武鉄道(株)
概要
木下晋(1947- 富山市生まれ)は、10Hから10Bの鉛筆を駆使した他に類例を見ない克明な鉛筆画により、過酷な運命を生きた人々を本源的な生の次元で捉えています。
木下自身も逆境のなか、幼少年期を過ごしました。幼くして逝った弟、放浪を繰り返す母、父の事故死など不遇な状況に埋め尽くされています。しかし、木下は希望を見失うことはありませんでした。希望とは描くことにほかなりません。
木下は、描く対象となった人々の核心をみごとに引き出しています。その人の人生を語るものとして、シワひとつ髪の毛一筋もおろそかにしません。木下は、モデルとなった人々に人間の尊厳を感じています。彼らを描くことにより画家自身の闇を光に転換しています。
木下の重要なモチーフのひとつに「合掌図」があります。1985年、山形県の湯殿山注連寺より天井画の依頼を受け、試行錯誤ののち、さまざまな宗教の枠を超えた祈りの仕草としての合掌図にたどりつきました。以後、母や娘の手をモデルに合掌図を手がけました。今回の展覧会に出品された新作《鎮魂の祈り》、《祈りの塔》の2点の合掌図は東日本大震災の被災地にたたずむことによって生まれた作品です。
本展は、祈りをテーマとして、合掌図をはじめとする木下の鉛筆画の近作を中心に構成されています。今まさに祈りの意義を考える時期を迎えていることは確かです。この展覧会が、そのきっかけとなれば幸いです。
イベント情報
①開催記念対談
木下晋氏(画家)×南嶌宏氏(美術評論家・女子美術大学教授)
日時 9月16日(日)午後2時より
会場 足利市立美術館多目的ホール
定員 60名

②木下晋氏によるワークショップ
「えんぴつ画の世界を体験しよう」
※木下先生の指導のもと、えんぴつ画を体験します。
日時 9月17日(月・祝)午後1時より
会場 足利市立美術館多目的ホール
定員 20名
※①、②いずれも参加無料です。参加ご希望の方は電話(0284-43-3131)でお申し込みください。定員になり次第締め切らせていただきます。
※展覧会観覧の場合は別途観覧料(高校生以上)が必要となります。

③学芸員によるギャラリートーク
日時 9月23日(日)、10月21日(日) 午後2時より
※参加ご希望の方は当日午後2時に美術館入口受付までお集まりください。
※参加は無料ですが、観覧料(高校生以上)が必要です。
会場住所
〒326-0814
栃木県足利市通2-14-7
交通案内
電車:
JR両毛線「足利駅」・東武伊勢崎線「足利市駅」下車 徒歩10分
バス:
足利市生活路線バス「美術館前」下車
車:
北関東自動車道「足利I.C.」より15分、「太田・桐生I.C.」より20分
東北自動車道「佐野・藤岡I.C.」より40分
ホームページ
http://www.watv.ne.jp/~ashi-bi/
栃木県足利市通2-14-7
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