タイトル等
大和文華館名品展
―コレクションの歩み―
会場
大和文華館
会期
2012-04-15~2012-06-24
前期:4月15日(日)~5月20日(日)
後期:5月22日(火)~6月24日(日)
休催日
毎週月曜日
(ただし4月30日<振替休日>は開館し、翌5月1日<火>が休館)
開催時間
午前10時~午後5時
入館は午後4時まで
観覧料
一般600円 高校・大学生400円 小学・中学生無料
※20名以上の団体は相当料金の2割引で引率者1名無料
※身障者手帳等ご提示により本人と同伴者1名2割引
概要
大和文華館は昭和21年(1946)5月に財団法人として設立されました。しかし、この時には、美術館の立地さえ決まっていませんでした。全ては理想とする美術館の活動理念から始められました。美術館の活動の中核をなすのは所蔵作品であることは言うまでもありません。戦後の困難な経済状況において、最も力を注いだのは作品収集でした。日本を中心に、中国、朝鮮に及ぶ東洋の古美術作品を絵画、陶磁、漆工、金工など、幅広い分野にわたって蒐集し、14年間の準備期間を経て開館した昭和35年(1960)には所蔵品は751件を数え、現在では、2000件を越えています。
この展観では、「婦女遊楽図屏風(松浦屏風)」をはじめとする国宝4件、重要文化財20件、重要美術品9件を含む大和文華館の優品を、前期・後期に分けて展示します。「染付山水文大皿」(重要文化財)・「青磁多嘴壺」(重要美術品)・「黒釉葫芦瓶」(重要美術品)などを含む、日本・中国・朝鮮・ベトナムの工芸は前期・後期を通じてご覧頂けます。絵画・書蹟は前期と後期で大きく展示替えをします。前期は、日本絵画では社寺曼荼羅・初期狩野派作品・近世初期風俗画の名品が揃い、中国絵画では「雪中帰牧図」(国宝)などが出品されます。後期は、日本絵画では平安から鎌倉の物語絵・雪村周継作品などが見所となっており、中国絵画では「蜀葵遊猫図」「萱草遊狗図」(重要文化財)などを展示します。なお、4月29日から5月6日の期間には、国宝4件を特別に全て展示します。 (学芸部)
イベント情報
列品解説 毎週土曜 午後2時から(当館学芸部による)

特別講演 5月13日(日)午後2時から講堂にて
「画壇の覇者 狩野元信の偉業」
京都国立博物館美術室長 山本英男氏

5月27日(日)午後2時から講堂にて
「南宋院体画における動物表現
―『雪中帰牧図』と『蜀葵遊猫・萱草遊狗図』」
東京大学准教授 板倉聖哲氏

講座 美術の窓 6月10日(日)午後2時から講堂にて
「錦絵が絵本になるとき」 当館館長 浅野秀剛

日曜美術講座 4月22日(日)午後2時から講堂にて
「尾形光琳筆『扇面貼交手筥』の画面構成」
当館学芸部長 中部義隆

6月17日(日)午後2時から講堂にて
「嵯峨棗をめぐって」 当館学芸部員 宮崎もも
会場住所
〒631-0034
奈良県奈良市学園南1-11-6
交通案内
近鉄奈良線 学園前駅下車、南出口より徒歩7分、無料駐車場あり
ホームページ
https://www.kintetsu-g-hd.co.jp/culture/yamato/
奈良県奈良市学園南1-11-6
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索