タイトル等
浮世絵にみる細密工芸品
たばこ入れ・きせる・印鑑・櫛かんざし・懐紙入れ・帯留など
会場
掛川市二の丸美術館
会期
2012-04-21~2012-06-03
休催日
4月23日、5月7日・14日・21日・28日
開催時間
午前9時~午後5時
入館は午後4時半まで
観覧料
一般200(160)円、小・中学生100(80)円
セット券(美術館・掛川城天守閣・御殿)=一般500(400)円、小・中学生200(160)円
※( )内は20名以上の団体割引料金 ※土曜日は小・中学生無料 ※しずおか子育て優待カード利用可
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者福祉手帳を所持する方とその介護者1名は無料
概要
現在でも人気の高い浮世絵は、17世紀後半江戸中期に風俗画を基盤として誕生しました。庶民の娯楽の場であった歌舞伎の役者絵、遊郭の花魁(おいらん)、美人画、遊び絵、また五十三次を題材にした旅の風景画など、多彩なジャンルが次々と登場しました。
多色刷りによる色鮮やかな色彩は「錦絵」とも呼ばれ、江戸の文化・風俗を知るうえで大変貴重な資料ともなっています。当時の衣装や髪型などファッションセンスはもちろんのこと、社会事情や風習まで伺い知ることができます。
今回は浮世絵の中でも、人々の日々の営みを描いた風俗画を主にご紹介いたします。風俗画には、着物のデザインから身に付けているアクセサリーなど、実に事細かに描かれています。女性の髪を彩る櫛かんざしや化粧道具、男性が好んだたばこ入れやきせるも風俗画には必ず登場しており、当時流行の品であったことが分かります。浮世絵に描かれているこれらの装身アクセサリーを、実物の作品と相合わせてご覧頂けるのが今回の展覧会です。実際に使用されていた喫煙具や化粧道具とは、どんなものであるのか、またどのように使われていたのか、浮世絵と見比べることで、さらに興味深いものになります。喫煙具や化粧道具などの装身具には、実用品と言う要素だけでなく、美しいデザイン性も求められました。そこには江戸の人々の粋心と、洗練された美意識が息づいています。
浮世絵と装身具、双方をご覧頂くことで、先人たちが創造した江戸文化の一端を感じて頂ければ幸いです。
会場住所
〒436-0079
静岡県掛川市掛川1142-1
交通案内
公共交通機関
掛川駅バス乗り場⑥番より 掛川バス居尻線または、倉真線に乗車、北門バス停下車徒歩1分

お車
東名高速道路 掛川I.Cから車で10分 美術館用駐車場はありません。
ホームページ
https://k-kousya.or.jp/ninomaru/
静岡県掛川市掛川1142-1
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