この展覧会は、40年間にわたる芸術表現とフィールドワークを通した研究活動の軌跡をまとめた『インターテクスチュアリティ―視ることの織物―長野五郎1971-2011』(美学出版)の出版をきっかけに実現しました。美術から工芸までの広域を視野に捉え、コンセプチャルなアプローチで作品制作をおこなうとともに、ミニアチュールの世界を独自の造形言語および表現形式として追及し、もの・ことば・イメージをキーワードに展開しています。会場では、海外展で受賞したミニチュアールなどの作品を中心に、エポックを画した作品を展示し、あわせて本もご案内します。二つの領域間と領域内のさまざまなテクスト間を相互に行き来する長野五郎の視ることの実践「視の術」をご覧ください。
*インターテクスチュアリティ(相互テクスト性)