タイトル等
ぬぐ絵画
日本のヌード 1880-1945
会場
東京国立近代美術館
会期
2011-11-15~2012-01-15
休催日
月曜日(2012年1月2日、9日は開館)、年末年始(12月28日―1月1日)、1月10日[火]
開催時間
午前10時~午後5時
金曜日は午後8時まで
入館は閉館30分前まで
観覧料
一般850[600]円、大学生450[250]円
[ ]内は20名以上の団体料金
料金はすべて消費税込
高校生以下および18歳未満、障害者手帳等をご提示の方と付添者(1名)は無料
本展の観覧料で入館当日に限り、「ヴァレリオ・オルジャティ展」、所蔵作品展「近代日本の美術」(「特集 ぬぐコレクション」を含む)もご覧いただけます
主催者
東京国立近代美術館
概要
今日も盛んに描かれ、わたしたちにとっても身近な、はだかの人物を描く絵画。
しかし、全裸(またはそれに近い半裸)の人物を美術作品として描き表し、それを公の場で鑑賞するという風習は、明治も半ば過ぎ、おもにフランス経由の「異文化」として日本に入ってきた、比較的新しいものです。以後、今日のようにすっかり定着するまで、多くの画家たちが、はだかの人体を表現するための方法をいろいろと探ってきました。

「美術にエロスは必要か?」
「両者のちょうどよいつりあいは?」
「そのつりあいが適切か否かを決めるのは誰なのか?」

鑑賞者や警察を巻き込んで、そんな議論が続く中、画家たちは、寝そべらせたり逆立ちさせたり、手足を引き伸ばしたり縮めたり、変った色で彩ったりと、はだかに対してさまざまな造形上の工夫を施しました。

この展覧会は、今日でもアクチュアルなはだかと美術をめぐる問題の原点を、1880年から1945年までの油彩作品、約100点によって探る、これまでにない試みです。重要文化財からあまり知られることのない問題作まで、はだかを軸に据えると、日本の美術の歩みに思いがけない光景が見えてきます。
イベント情報
|講演会|

11月26日[土]14:00-15:30
横尾忠則[美術家]
「ヌードは難しくて解らない」

12月3日[土]14:00-15:30
岡﨑乾二郎[美術家]
「皮膚を脱ぎ、臓腑(はらわた)を放つ。」

[会場]東京国立近代美術館講堂
要申込(応募者多数の場合は抽選)、聴講無料(140名)

[申込方法]
郵便往復はがきの「往信用裏面」に郵便番号・住所・氏名・電話番号・聴講をご希望される講演日を、「返信用表面」に郵便番号・住所・氏名を明記のうえ、左記までお申込みください(応募は1通につき1名、各講演会につきお一人さま1回まで)。

[申込先]
〒102-8322 東京都千代田区北の丸公園3-1
東京国立近代美術館「ぬぐ絵画展講演会」係

[締切]
11月12日[土](当日消印有効)

12月10日[土]14:00-15:30
蔵屋美香[本展企画者・美術課長]
「ぬぐ絵画」
[会場]東京国立近代美術館講堂
申込不要・聴講無料(先着140名)

|ギャラリートーク|

01
11月20日[日]14:00-15:00
黒田清輝とヌード
山梨絵美子[東京文化財研究所]

02
12月11日[日]14:00-15:00
萬鉄五郎とヌード
根本亮子[岩手県立美術館]

03
12月17日[土]14:00-15:00
古賀春江とヌード
大谷省吾[当館主任研究員]

04
1月6日[金]18:00-19:00
「ぬぐ絵画」について
蔵屋美香[本展企画者・美術課長]

05
1月7日[土]14:00-15:00
安井曽太郎とヌード
貝塚健[石橋財団ブリヂストン美術館]

いずれも申込不要・参加無料[要観覧券]
ホームページ
http://www.momat.go.jp/Honkan/Undressing_Paintings/index.html
会場住所
〒102-8322
東京都千代田区北の丸公園3-1
交通案内
東京メトロ東西線 竹橋駅 1b出口 徒歩3分
ホームページ
https://www.momat.go.jp/
会場問合せ先
03-5777-8600(ハローダイヤル)
東京都千代田区北の丸公園3-1
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索