タイトル等
眼の革命
発見された日本美術
会場
渋谷区立松濤美術館
会期
2001-10-02~2001-11-18
休催日
10/9、毎週月曜日(10/8は開館)
観覧料
一般300(240)円、小中生100(80)円
※( )内は10名以上の団体料金/65歳以上の方及び障害者の方は無料
※第2・第4土曜日は小中学生無料
主催者
渋谷区立松濤美術館
概要
さまざまな教育を受けた現代人にとって、まったくの無垢な眼でものを見ることは不可能に近いでしょう。通常我々は眼にフィルターをつけてものを見ています。そして既成のフィルターは、既成の価値しか透過しないのです。
フィルターをいったんはずして見る、あるいは新たな価値を映し出すまったく別なフィルターにつけ替えて見る。そのような新しいものの見方によって、それまでまったく顧みられなかったものが、突然アートとして立ち現れてくることがありました。“眼の革命”による新たな美の発見です。

かつての日本美術史の概説書は、宮廷貴族や上級武士などの支配階級の庇護のもとに作られた、洗練された作品によって占められていました。オーソドックスな枠からはみ出すあくの強い造形や、民衆のための素朴な造形がいつの時代にも存在していたはずですが、明治時代に確立する美術史学においてはそれらは切り捨てられ、西洋にも誇りうる上品で技術的に高いレヴェルにある作品のみが対象とされたのです。
しかしその後の長い年月の中で、枠からはみ出す個性的な造形も次第に美術として認知されるようになっています。例えば縄文土器に現代に通ずるパワーを見出したり(岡本太郎)、東北や沖縄などの周縁が育んだ民衆的な工芸品の美しさに気づくこと(柳宗悦)がありました。円空や木喰をはじめとする近世の造仏僧の素朴な仏像や、禅僧白隠の気迫あふれる書画の魅力も、大正時代以降にクローズアップされたものです。蕭白や若冲に代表される奇矯で幻想的なイメージを描き出した近世画家の再評価(辻惟雄)や、不動産に付着したまま美しく保存されている無用の長物に、超芸術トマソンを発見した近年の例(赤瀬川原平)も加えられるでしょう。現代の展覧会や美術書は、明治時代のそれよりはるかに広い領域をカヴァーしており、日本美術史は徐々にその対象を広げているのです。
そうした新たな領域の獲得には、既成の概念にとらわれぬ、新たな価値観の導入が必要でした。今日我々が享受する日本美術の豊かな表情のいくつかは、先人の“眼の革命”によって獲得されたものなのです。この展覧会ではその発見史をたどりながら、発見者たちの眼の革命を検証します。
ホームページ
http://www.shoto-museum.jp/
展覧会問合せ先
Tel.03-3465-9421
会場住所
〒150-0046
東京都渋谷区松濤2-14-14
交通案内
[電車]
京王井の頭線 神泉駅下車 徒歩5分

JR・東急電鉄・東京メトロ 渋谷駅下車 徒歩15分

[バス]
ハチ公バス
「松濤美術館入口」下車 徒歩2分
(丘を越えてルート/上原・富ヶ谷ルート)
「東大前」下車 徒歩2分
(丘を越えてルート/上原・富ヶ谷ルート)

東急バス
渋55「東大前」下車 徒歩2分

京王バス
渋60・61「東大前」下車 徒歩2分
渋60・61「東急百貨店本店前」下車 徒歩5分

都営バス
渋66「東急百貨店本店前」下車 徒歩5分

※駐車場はございません。
ホームページ
http://www.shoto-museum.jp/
東京都渋谷区松濤2-14-14
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