昭和の戦前・戦後を通じ、かつて「六大都市」と称された東京と横浜、名古屋、京都、そして大阪と神戸。
これらの都市は、国土の最も重要な軸である東海道に沿って分布し、昭和の「東海道」、つまり東海道本線(東京-神戸)・東海道新幹線という鉄道と、
国道1号、東名・名神高速という自動車道路などの発達とともに、日本を代表する魅力的な巨大都市に発展しました。
観光旅行がブームとなった昭和はじめ、そして、戦災から復興し高度経済成長の始まった昭和30年代には、都市地図や名所絵葉書、観光旅行案内など、日本の地理を描いた印刷物が数多く作成されました。
この企画展では、当館等で所蔵するそれらの地理資料をもとに、「六大都市」とそれを結んだ「東海道」の姿を紹介します。