古代より人形は人間とともに深く関わってきました。
その中で今日のように衣装を纏った人形が作られたのは17世紀頃からとされています。
その後、産業革命により次第に市場も開拓され、印刷、磁器や衣装などの技術の発展や万国博覧会などによる情報伝達方法が進歩し、19世紀には人形制作の黄金期を迎えます。
本展では、世界有数のビスクドール(ビスク:二度焼きした磁器)収集を誇る星ビルコレクションの中から、幻の人形と言われる「A.チュイエ」をはじめ、黄金期に主にヨーロッパでつくられた華麗な人形たち約150点とともに、同時代の時計技術と音楽が融合した美術工芸品アンティークオルゴールもご紹介します。
100年以上の長い年月に渡って愛され、大切に受け継がれてきたアンティークドールが一堂に会するまたとない機会です。
オルゴールの生演奏とともに優雅なひと時をお楽しみください。