タイトル等
近代洋画に見る風景画
平成13年度秋季展
会場
中野美術館
会期
2001-09-11~2001-11-23
休催日
毎週月曜日(ただし9/24は開館し翌日休館)、10/9~10/11
観覧料
一般600円、大・高生500円、中・小生250円
主催者
中野美術館
概要
日本と西洋の美的伝統が違う中で、明治以来、近代日本の風景画という新しい風景画が誕生したといえます。
明治後期、バルビゾン派の画家フォンタネージに師事した浅井忠は、自然詩人としての資質をすぐれた風景作品に結晶させました。明治39年、浅井忠や鹿子木孟郎らが中心になって、関西美術院が開かれ、その中から、安井曾太郎、梅原龍三郎、須田国太郎などが輩出しました。また、大正期に入ると、個性の自覚による自己表現を追求した作品が現れ、やがて昭和期に向かう中で、西洋の模倣でない日本的洋画が多くの画家たちに求められるようになりました。
この展覧会は、日本の自然風土に根ざした油彩画を描き続けた鳥海青児やスペイン画派やバロック絵画を研究し独自のリアリズムによる風景画を完成させた須田国太郎の作品を中心に据え、作家の原風景ともいえる故郷を描いた作品、万鉄五郎「土沢風景」(明治44年)「雪景色」(大正4年)、小出楢重「天神橋風景」(大正14年)、三岸好太郎「札幌風景」(大正13~14年)、野口謙蔵「花苑の朝」(昭和15~20年)や、自らの旅の終着点として描いた村山槐多の作品「松の群」(大正7年)に至るまで約30点が展示されます。本展は、近代洋画家たちにとって「風景」とは何であったかを館蔵品により知ろうとするものです。

●併催「近代の日本画」●
主な出品作品
入江波光「天女の図」大正10年、「草刈りて帰る女」大正15年
村上華岳「秋山之図」昭和6年、「嵒峰秋晩」(昭和11年)
ホームページ
http://www.nakano-museum.ecweb.jp/
展覧会問合せ先
電話・FAX 0742-48-1167
会場住所
〒631-0033
奈良県奈良市あやめ池南9-946-2
交通案内
近鉄奈良線学園前駅(南出口)から徒歩8分(大和文華館そば)
奈良県奈良市あやめ池南9-946-2
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