タイトル等
プリズム・ラグ
~手塚愛子の糸、モネとシニャックの色~
会場
アサヒビール大山崎山荘美術館
会期
2011-03-17~2011-06-12
休催日
月曜日(祝日の場合は翌火曜) ※ただし、3/28・4/4・5/2は開館
開催時間
午前10時~午後5時(入館は4時30分まで)
観覧料
一般700(600)円、高・大学生500(400)円、障害者手帳をお持ちの方300円、小・中学生無料
※( )内は20名以上の団体料金
主催者
アサヒビール大山崎山山荘美術館
概要
本展覧会のキーワードは「虹色」です。

印象派や新印象派は、赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の虹色を基本とする絵具をパレット上で混ぜずにカンヴァスに並置することで、視覚の中で光を混合させ明るい画面を作り出す技法である「筆触分割」を用いました。本展覧会では館蔵品の中から、色彩にこだわり「見える」ことを追求した、モネの『睡蓮』連作・『アイリス』やシニャックの『ヴェネツィア』を展示します。

美術家の手塚愛子は布と糸を使って、ものが内包する時間的プロセスや歴史的な蓄積といった、表には「見えない」部分をあらわにします。たとえば、織物から引き出された赤・青・緑といった色糸は絵画における原色の絵具を連想させますが、織られたものを素材に戻すことによって、それらが織られた時間をも示唆していきます。これはもともと表面しか見えない、けれどもそのなかに多重の層を含み持つ「絵画」の制作から出発した手塚の「解体 - 再構築」の試みと言えます。

冬が終わり、草木も一斉に芽吹く春。アサヒビール大山崎山荘美術館には、カットグラスがプリズムとなって創り出される虹色の光が満ち溢れます。本展覧会は、「プリズム」が光を虹色に分解するように、普段ものを見ている角度にズレ(=ラグ)を生じさせることによって、通常の視線からこぼれ落ちてしまうものを可視化させ、見る者を新鮮な驚きと喜びに導くよう構成されています。
ホームページ
http://www.asahibeer-oyamazaki.com/
展覧会問合せ先
075-957-3123(総合案内)
会場住所
〒618-0071
京都府乙訓郡大山崎町字大山崎銭原5-3
交通案内
JR京都線「山崎駅」、阪急電車京都線「大山崎駅」徒歩10分
京都府乙訓郡大山崎町字大山崎銭原5-3
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