タイトル等
山本基 しろきもりへ
-現世(うつしょ)の杜・常世の杜-
会場
彫刻の森美術館
会期
2011-07-30~2012-03-11
休催日
無休
開催時間
9:00~17:00 *入館は閉館の30分前まで
観覧料
一般1600円、高大生1100円、シニア(65才以上)1100円、小中生800円
主催者
彫刻の森美術館
概要
彫刻の森美術館が1969年に開館した当時、唯一の室内展示場が“本館ギャラリー”でした。以来、優品を公開する展示場として、いわば彫刻の森美術館のシンボル的存在になっています。
当館は、彫刻家で建築も手がけた故井上武吉氏の設計によるこのギャラリーを、現代の最も新鮮な美術を紹介する情報発信の“場”として活用していくことにしました。そのシリーズの第2回展となるのが、「山本基 しろきもりへ-現世(うつしょ)の杜・常世の杜-」です。
山本基はm床に塩で迷路状の模様を描くことで知られているインスタレーション作家です。山本の妹が24歳の時に脳腫瘍で他界したことが“塩”を用いた制作の原点でした。妹の死後、その現実を受けいれるために行ったことは、社会の中で死がどのように扱われているかを作品を通して体感することでした。そして“塩”という素材に行き着きます。発病から入院、告知、在宅介護、そして死を経た驚きと悲しみ、再び会いたくても決して叶わない現実から生じた葛藤を形にしていきます。「多くの大切な記憶は、時とともに変化し、薄れてゆく。しかし、写真や文章では残すことのできない記憶の核心に、私はもう一度触れてみたい」と作家は語っています。2008年に「桜」、2010年には「たゆたう庭」を制作。これまでに、アメリカやヨーロッパをはじめ10数ヶ国で発表してきました。
本展では、個人の記憶を超えて現代の死生観の状況や自然と人間の関係をテーマに捉えました。箱根の地から得た印象をもとに、長い歴史の中で繰り広げられてきた生命活動の連なりを塩を用いて表現します。2週間の制作期間を公開し、作品が完成するまでの過程をご覧いただけます。山本基の作品を通じて、人間の存在をさまざまな視点から見つめ、自然と芸術の力を感じ取る機会とします。
ホームページ
http://www.hakone-oam.or.jp/
展覧会問合せ先
Tel:0460-82-1161 Fax:0460-82-1169
会場住所
〒250-0493
神奈川県足柄下郡箱根町ニノ平1121
交通案内
電車・バスをご利用の場合
[電車]
小田原駅→箱根湯本駅→箱根登山鉄道「彫刻の森」駅下車、徒歩2分

[バス]
小田原駅→箱根湯本駅→箱根登山バス、伊豆箱根バス「二の平入口」下車、徒歩5分
箱根登山観光施設めぐりバス「彫刻の森美術館」下車

お車をご利用の場合
■東京方面より
東名 厚木IC→小田原厚木道路→国道1号線→宮ノ下交差点左折
→強羅方面右折→県道723号線、約500m

■御殿場方面より
東名 御殿場IC→国道138号線→宮ノ下交差点右折→国道1号線
→強羅方面右折→県道723号線、約500m
ホームページ
https://www.hakone-oam.or.jp
神奈川県足柄下郡箱根町ニノ平1121
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