川上澄生が木版画を学ぶ人のために書いた文章を探し出し、この展示を観れば誰でも木版画が刷れるようになるという企画です。下絵の描き方、版木への貼り方、版の彫り方、墨のつけ方、紙の置き方、バレンの使い方、手彩色の仕方など、版画を制作する過程について詳しく書かれています。木版を作るための道具、例えば彫刻刀の実物を使い道を含めてわかりやすく展示してあります。材料としては、版木、紙、インクなどが並んでいます。もちろん川上澄生が作り出した作品も技法別にわかるようになっています。会期中の11月10日(土)・17日(土)/1月13日(日)の3回、木版画の刷り方講座を美術館1階ホールで開きます。是非お出かけください。