秋田県立博物館が開館した昭和50(1975)年の収蔵資料数は、約28,000点でした。平成22(2010)年の時点では、約150,000点の資料が登録されていますから、35年の間に5倍あまりに増えたことになります。これらを活用して、平成16(2004)年の人文・自然の常設展示室のリニューアルでは、資料の豊富な展示室が実現できました。また、企画展示室で行われる企画展や、各常設展示室内の展示替えコーナーなどでも、収蔵資料が入れ替わり立ち替わり登場しています。
とは言え、企画のテーマになじまないために展示の機会が少ない資料、研究目的には大切だけれどもあまり展示向きではない資料なども少なくありません。
今回の企画展では、最近数年間に新たに収蔵された資料をはじめ、今まで全く、あるいはほとんど展示されることがなかった資料を紹介します。