タイトル等
やきものに親しむⅧ 茶陶の道 ―天目と呉州赤絵―
会場
出光美術館
会期
2010-11-13~2010-12-23
休催日
月曜日
開催時間
午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
金曜日は午後7時まで(入館は午後6時30分まで)
観覧料
一般1,000円/高・大生700円(団体20名以上各200円引)
中学生以下無料 (ただし保護者の同伴が必要です)
※障害者手帳をお持ちの方は200円引、その介護者1名は無料です。
主催者
出光美術館/日本経済新聞社
概要
やきものに親しむシリーズの第8回は、出光コレクションの陶磁分野から、中国福建省の陶磁をとりあげます。本展では、天目や呉州赤絵を中心に、福建陶磁およびその周辺の陶磁を、当館コレクションによって紹介するとともに、この機会に館外の名品も加えて福建陶磁の美をさまざまな角度から鑑賞していただきたいと考えています。

福建省は、山地が多く平野が少ないため、古来より省外から穀物を輸入する必要があり、商品作物・手工業製品の生産が盛んな土地柄でした。またそれらを運ぶ海上貿易商人――海商として活躍する福建人も数多く輩出しました。陶磁器生産も福建各処で興り、宋代以降、重要な省外輸出品の一つになっていきました。当初は、越州や龍泉の青磁(浙江省)、景徳鎮白磁(江西省)などの模倣品がつくられましたが、やがて福建独自のやきものが現れます。建窯の天目、同安窯の青磁、徳化窯の白磁、州窯の呉州手などがその代表です。

一方これらの福建陶磁は、もとは日用雑器であったり、貿易品の容器であったりしたものでしたが、とくに我国ではその中の優れたものや日本的な美意識に叶うものが、寺院や武家の室礼や喫茶、後には唐物茶陶として重要な文化要素となり、新たな価値を与えられて伝世され、伝えられる中でさらに価値を増してゆきました。そうした“日本文化の中で育まれた陶磁美”が、福建陶磁の心髄であるとも言えるでしょう。今回の展示では、器形・薬や文様の美しさとともに、そうした、伝えられる中でさらに付け加えられた価値をも含めてご鑑賞いただきたいと思います。
ホームページ
http://www.idemitsu.co.jp/museum
展覧会問合せ先
03-5777-8600
会場住所
〒100-0005
東京都千代田区丸の内3-1-1 帝劇ビル9階
交通案内
JR「有楽町」駅 国際フォーラム口より徒歩5分
東京メトロ有楽町線「有楽町」駅/都営三田線「日比谷」駅 B3出口より徒歩3分
東京メトロ日比谷線・千代田線「日比谷」駅
有楽町線方面 地下連絡通路経由 B3出口より徒歩3分
ホームページ
http://idemitsu-museum.or.jp/
会場問合せ先
ハローダイヤル 03・5777・8600(展覧会案内)
東京都千代田区丸の内3-1-1 帝劇ビル9階
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