タイトル等
入江泰吉 やまといろ
会場
入江泰吉記念奈良市写真美術館
会期
2011-01-02~2011-03-27
休催日
月曜日(祝日の場合は翌日)
開催時間
9:30~17:00(入館16:30迄)
観覧料
一般500円/高校・大学生200円/小・中学生100円/団体(20名)2割引き
概要
古来より日本人は、豊かな自然の中にあるれるさまざまな色彩に心を和ませ、衣服や装飾に取り入れることで暮らしを豊かに、また華やかにしてきました。さらに、四季の移ろいとともに微妙に変化す色彩で季節を視覚からも感じ取ってきました。そこには、日本人の持つ繊細で優れた色彩感覚があったからです。
奈良大和路を生涯のテーマとし、約半世紀にわたって撮り続けた入江泰吉は、カラー作品を手掛け始めた昭和30年代後半頃から、奈良大和路の色彩表現に対する難しさを痛感することとなります。「情感を表すにはどうしたらよいか、いかにして色を殺すか、その方法をいろいろと考え、工夫した」と語るように、綺麗に写りすぎるカラー写真で、1300年という長い歴史をもつ奈良をどのようにして表現するか探し求めました。のちに「古色」という入江独自の色彩表現が確立されたのも、四季や自然の変化を繊細に感じ取ることができる感覚と、奈良大和路を心の眼で見ることができる感性があったからではないでしょうか。これは、かつてさまざまな色を日本人特有の美的感性で名付けたことと相通ずるものがあります。
今回は、入江作品のなかから古来より日本に伝わる色を見いだし、その名の由来を紹介するとともに、入江が古色で表現した作品から奈良大和路の色彩「やまといろ」を探ります。
ホームページ
http://www1.kcn.ne.jp/~naracmp/
展覧会問合せ先
TEL 0742-22-9811 FAX 0742-22-9722
会場住所
〒630-8301
奈良県奈良市高畑町600-1
交通案内
[電車・バスでお越しの場合]

JR奈良駅・近鉄奈良駅から市内循環バスで「破石町(わりいしちょう)」下車、東へ徒歩10分、新薬師寺西側。

[車でお越しの場合]

奈良教育大学の南側の角と、「ほっかほっか亭」の間の交差点を東に入り、奈良教育大学附属幼稚園の角を左折してから約150m。
ホームページ
http://irietaikichi.jp/
奈良県奈良市高畑町600-1
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索