タイトル等
「ひと、たち。もの、たち。」―植田正治:イメージの普遍性
会場
伯耆町立植田正治写真美術館
会期
2010-09-18~2010-11-30
休催日
火曜日(11月23日・30日は開館)、11月24日
開催時間
午前9時から午後5時まで
※入館は閉館の30分前まで
観覧料
一般800円、高校・大学生500円、小・中学生300円
概要
植田正治の晩年、1995年「ひと、たち。」「もの、たち。」と副題のつけられた2分冊からなる写真集(PARCO出版)が出版されています。植田の初期から晩年にいたる様々な作品を2つのキーワードにしたがってまとめられたユニークな構成になっています。
オブジェのように配された「ひと」、擬人化された「もの」、大胆な構図、ヒューマンなまなざし、植田正治の独特な感性が織りなす多彩なイメージは、さまざまな感情を我々に呼び起こしてくれます。

今回の展覧会は、この写真集をもとに、植田の写真における独特な表現、試みの数々を紹介します。
造形的な画面構成のなかに描かれる「ひと」や「もの」は、時に無機質でありながら、雄弁に観るものに語りかけてきます。旺盛な好奇心と実験的な試み、植田調ともいわれるオリジナルな手法で描かれる被写体は、画面を構成するひとつのオブジェでありながらも、特別な存在として輝きを与えられているかのようです。
植田のまなざしは、家族、山陰の風土や子どもたち、身の回りの何気ない風景や事物、そしてファッションなど、さまざまな被写体を単なる造形の対象としてのみ捉えていたわけではありません。そこに登場する「ひと」や「もの」は、造形的でありながら、どこか懐かしく、そして優しく、ユーモアと機知に溢れているのです。

写真集の2つのキーワード「ひと」と「もの」は被写体を単純に分類しているように思われますが、今回の展覧会を通して、それぞれの被写体に対して向けられた写真家の「まなざし」に共通する「変わらぬ何か」、「イメージの普遍性」を感じていただけることでしょう。

ホームページ
http://www.japro.com/ueda/
展覧会問合せ先
植田正治写真美術財団事務局 電話 0859-39-8000
会場住所
〒689-4107
鳥取県西伯郡伯耆町須村353-3
交通案内
●JR伯備線『岸本駅』からタクシーで5分または徒歩40分(上り坂)
●米子自動車道・米子ICまたは溝口ICから車で15分
鳥取県西伯郡伯耆町須村353-3
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