身体にまつわる変容のイメージは古今東西、多くつくられてきた。人間が「人間以外のもの」に変わることは何を意味するのか?動物、想像上の生き物、ロボットやサイボーグへの変身…。整形手術、遺伝子操作や臓器移植による変容…。これは最近、エコロジー原初性への回帰、未来に向けてサバイバルをかけた新たな人間性の探究などと共に、現代アートにおいて大きなテーマとなっています。本展は、分野を横断する試みとして、「拡張する芸術」をキーワードに人類学者、中沢新一氏と恊働することで、現代アートに新たな視点を導入します。現代アートに加え、歴史的な美術作品、サブカルチャー、アーカイブ資料なども横断的に展覧予定。