「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる国民的漫画家、水木しげるの作品世界を代表作の鬼太郎をはじめとしたキャラクターのほか、全国の妖怪を描いたシリーズや、漫画作品をとおして紹介します。
夫人の自伝『ゲゲゲの女房』がNHKで放映され、今秋には吹石一恵、宮藤官九郎主演の映画も公開されるなど、今年は特に大きな話題となった水木しげる。子供から大人まで幅ひろい層で人気を集める、その魅力に迫ります。
また、本展では、貸本漫画から漫画雑誌へと発表の場が変わる時期に注目し、その過渡期に水木しげるが活躍した、伝説的な漫画雑誌『ガロ』に焦点を当てたコーナーを設けます。大手出版社による漫画雑誌文化とともにあった、昭和40年代、1970年前後の、もうひとつの漫画の歴史をお伝えします。