タイトル等
アフリカの仮面と美術 -生命と創造の大地-
会場
西宮市大谷記念美術館
会期
2010-10-09~2010-11-28
休催日
水曜日 *ただし11月3日(水・祝)は開館、翌11月4日(木)休館
開催時間
午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

観覧料
一般800円/高大生600円/小中生400円
*前売り、団体料金(20名以上)は各料金から200円引
主催者
西宮市大谷記念美術館、毎日新聞社
概要
人類生命の息吹が生まれた場所ともいわれる大地、アフリカ。このアフリカ大陸には多種多様の民族が生活し、またいくつもの優れた造形を生み出した文化や王朝が存在しました。

アフリカ美術に含まれる造形物には大きく分けて、仮面、立像、道具、装身具、テキスタイルがあります。その中でも特に、生み出された背景による独自性を反映し、変化に富んでいるのは仮面であるといえるでしょう。アフリカの仮面が発する魅力の根幹は、造形を支えている溢れんばかりのその豊かな想像力にあります。動物や人をモチーフにしたもの、民族独自の儀礼・祭事に用いられるもの、娯楽性の高い舞踏に用いられるものなど、モチーフの違いや、素材や技法の変遷、また表現の変化はあっても、アフリカの仮面ほど奇想天外な形が多く作られた地域は世界においても稀であるといえます。

また、紀元前10世紀から紀元5世紀に現在のナイジェリアを中心とする地域に栄えたノック文化では、適度にデフォルメされた立像が数多く発見されています。その秀でた造形力は12世紀には高度な鋳造技術によって写実的なブロンズ像を制作したイフェ王国に引き継がれ、13世紀以降べニン王国へ、さらにヨルバの人々に引き継がれました。これらの文化や王国が生み出した作品はアフリカ美術の芸術性の高さを裏付けるものとして今日においても受け止められ、その他いくつもの地域や民族によって制作された作品とともに、アフリカ美術へ鮮やかな彩りを与えています。

今日ではパブロ・ピカソやモディリアーニ、パウル・クレーなど西洋美術の巨匠へ影響を与えたとされるアフリカ美術ですが、それはあくまでもアフリカ美術が持つひとつの歴史的側面に過ぎません。その本質は造形からみなぎる生命力と卓越した創造力にあります。

本展では、アフリカ美術のハイライトといわれる西アフリカ、それも現在のナイジェリアを中心とする地域の造形をはじめ、紀元前から栄えたノック文化、写実的な表現が特徴のイフェ王国、ベニン王国の造形などを紹介します。アフリカ大陸のサハラ以南、西アフリカを中心とした地域(マリ、コートジボアール、ナイジェリア、コンゴ共和国など)のさまざまな民族が制作した仮面、彫刻、装身具など約120点を展示いたします。アフリカ美術が持つ豊かな芸術性に触れる絶好の機会となることでしょう。
ホームページ
http://www9.ocn.ne.jp/~otanimus/
展覧会問合せ先
電話0798-33-0164 / fax 0798-33-1699
会場住所
〒662-0952
兵庫県西宮市中浜町4-38
交通案内
■ 公共交通機関で
●阪神沿線より (大阪方面より)
「西宮」で普通電車に乗り換え、次の駅「香櫨園」下車。
「香櫨園」からは南西へ徒歩6分。

●阪神沿線より (神戸方面から)
「御影」もしくは「芦屋」まで特急に乗車、普通電車に乗り換え「香櫨園」下車。
「香櫨園」からは南西へ徒歩6分。

●JR沿線より
「さくら夙川」下車。
国道2号線を西へ向かい、夙川沿いを南に下り、南西へ徒歩15分。

●阪急沿線より
特急に乗車、「夙川」下車。
夙川沿いを南に下り、南西へ徒歩18分。

■ お車で
美術館と国道43号線の間に専用駐車場(15台)がありますが、駐車まで長時間お待ちいただく場合もあります。
また近隣道路は駐車禁止です。
なるべく公共交通機関をご利用ください。

●大阪・京都方面から
阪神高速3号神戸線 武庫川出口 / 名神高速道路 西宮出口で神戸方面に向い、そのまま国道43号線を神戸方面(西行き)へ。
夙川を越えて約300m先「西宮市大谷記念美術館」標識を左折。

●神戸方面から
阪神高速3号神戸線 西宮出口を出て、そのまま国道43号線「戎前」交差点をUターンし神戸方面(西行き)へ。
夙川を越えて約300m先「西宮市大谷記念美術館」標識を左折。
ホームページ
http://otanimuseum.jp/home/index.html
兵庫県西宮市中浜町4-38
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索