大阪歴史博物館では、平成22年7月28日(水)から平成22年9月20日(月)まで、8階特集展示室において特集展示「新発見!なにわの考古学2010」を開催します。
この特集展示では、平成21年度に行った大阪市内の遺跡発掘調査の中から、新たに見つかった古墳や埴輪(はにわ)(平野区長原遺跡・喜連(きれ)東遺跡)、難波京にかかわる奈良時代の土器群(中央区大坂城跡下層)、平安時代の緑釉(りょくゆう)陶器や輸入磁器(平野区長原遺跡)、大坂夏の陣の激しい火災で焼けひずんだ瓦や壁土(大坂城山里丸)など、主要な成果を約300点の出土資料と発掘現場の写真パネルで展示します。
また、昨年度は朝鮮半島の新羅(しらぎ)の土器を取り上げたのに続いて、今年度は百済(くだら)に関係する考古資料を展示します。百済からもたらされた土器や、細工谷遺跡の「百済尼」の墨書(ぼくしょ)土器などを通じて、難波を舞台とした国際交流の一端を見ていただきます。