生前田淵自身が監修したモノクロームの写真作品や、自ら現像、焼付けを行い制作したコンタクトプリントなどとともに、初公開の撮影機材、暗室用具等を展示し、田淵行男の写真作品制作のプロセスに迫ります。さらに田淵は、優れた「蝶の細密画」を数多く制作したことでも知られていますが、鱗粉(りんぷん)までも繊細で精緻な筆致によって描き出し、圧倒的なリアリティを持つこれら細密画の制作過程をあわせて紹介します。
またわが国の自然写真界の最先端で活躍中の水越武、宮崎学、海野和男の3氏の作品をそれぞれ10点ずつご紹介します。変わりゆく自然環境を見つめ、作品制作を通して警鐘を鳴らし続けている3氏の作品をご覧ください。
同時開催 「生々流転~水越武・宮崎学・海野和男 自然環境を見つめて~」