タイトル等
板橋と光学 vol.2
国政一眼レフ発祥の地・板橋
会場
板橋区立郷土資料館
会期
2010-10-09~2010-11-28
休催日
月曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)
開催時間
午前9時30分~午後5時
概要
35ミリ一眼レフは、第二次大戦後、世界的に発展した国産カメラの中で非常に大きな勢力となる。国産35ミリ一眼レフの誕生は、戦前から板橋区にあった旭光学㈱が1952年(昭和27)に発売した「アサヒフレックス」を始まりとする。さらに同社は一眼レフを使い易くするため、クイックリターン-ミラーなど独自の技術開発を行い、1957年(昭和32)に現在のようなペンタプリズムを搭載した「アサヒペンタックスAP」を発売、ユーザーの認知度を高めた。
1958年(昭和33)には、東京光学㈱(1932年(昭和7)板橋区にて創業)がこの分野に参入し、本格的なシステム一眼レフの先駆けとして「トプコンR」を発売、1960年(昭和35)にはレンズシャッター一眼レフの「トプコンPR」を投入、幅広いユーザー層に対して一眼レフの魅力をアピールした。
さらに1963年(昭和38)にはボディー内に受光素子を組み込んだ世界最初のTTL開放測光一眼レフの「トプコンREスーパー」を実現。翌1964年には世界中の写真家を一眼レフユーザーにしたといわれる名機「ペンタックスSP」が旭光学から発売された。
このように当時の板橋区の光学工場は、一眼レフ関係の生産によって、本家ドイツ一眼レフカメラ創生の地であるドレスデンに匹敵するほどの、あたかも「日本のドレスデン」と言ってもよいほどの活況を示していた。
本特別展は国産35ミリ一眼レフの始祖「アサヒ-フレックス」を中心に置き、発展型の「アサヒ-ペンタックス」、システム一眼レフの「トプコン」、最初のペンタプリズム搭載「ミランダ」、完全自動絞りの「ズノー」、メタル-フォーカルプレーン-シャッターの「コニカ-フレックス」など、さらに国産および外国製の一眼レフ発展の背景を示す実機を展示する。
これによって、板橋区で誕生し、技術者たちの創意工夫で発展した国産35ミリ一眼レフ流れを紹介するとともに、併せて板橋区内産業の更なる発展を援護するものである。
ホームページ
http://www.city.itabashi.tokyo.jp/kyoudo/
展覧会問合せ先
板橋区立郷土資料館 Tel.03-5998-0081
会場住所
〒175-0092
東京都板橋区赤塚5-35-25
交通案内
●都営三田線「西高島平」駅下車 徒歩13分
●東武東上線「下赤塚」駅下車 徒歩23分
●東京メトロ有楽町線「地下鉄赤塚駅下車 徒歩25分
●東武東上線「成増」駅北口より国際興業バス
(赤羽行・志村車庫行)「赤塚八丁目」下車 徒歩8分
●「高島平操作場⇔区立美術館⇔成増駅北口」増17系統・国際興業バス
「区立美術館」下車 徒歩2分。
東京都板橋区赤塚5-35-25
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