山寺 後藤美術館は、山形県河北町出身の実業家・後藤季次郎氏が長年にわたって収集したヨーロッパ絵画のコレクションを核として、平成6年に、史跡と景勝の地、山寺に開館しました。フランスを中心とする17世紀から19世紀までの絵画コレクションはわが国有数のものであり、そのほかガレ、ドームなどのガラス作品、ロダンの彫刻作品、さらにはヨーロッパ各地の伝統工芸品など、幅広いジャンルの美術品を所蔵してます。
本展では、その所蔵から、美術史の中で燦然と輝く18世紀のロココの装飾的な宮廷絵画から、自然風景や動物を描いた19世紀のバルビゾン派の絵画を中心に、精選した約60点をつうじてフランス絵画の歩みを紹介します。