再興院展は、大正3年、岡倉天心没後、横山大観らによって再興された日本美術院が主催する日本画の公募展で、今回で95回を数えます。
今回の茨城五浦展では同人の作品をはじめ、受賞作品、茨城県にゆかりのある画家等の作品をあわせて85点を展示します。本県ゆかり同人、那波多目功一の「燦燦」や倉島重友の「土の家」、また、茨城県が院展に提供している天心記念茨城賞受賞作である並木秀俊「閃爍」が出品される他、一昨年逝去した平山郁夫の「五浦風景」を含む遺作3点も特別出品されます。
天心から大観へ、そしてその精神を今も受け継ぎ円熟味を増す同人や、新しい表現を目指す新進画家たちの意欲作を心ゆくまでお楽しみください。