タイトル等
生誕百年記念 畦地梅太郎展
山のよろこび
会場
町田市立国際版画美術館
会期
2001-09-29~2001-11-25
休催日
月曜日、ただし10月8日(祝)は開館、10月9日(火)休館
観覧料
一般 600(500)円
大・高生 400(350)円
小・中生 100( 50)円
65歳以上 300(250)円
※( )内は20名以上の団体料金
※展覧会初日(9月29日)と文化の日(11月3日)は無料観覧日
主催者
町田市立国際版画美術館
概要
家を出る朝は早かった
まっ暗いなかを母は庭さきまで見送ってくれた
別れの言葉はきこえても 母の姿は闇のなか
なにも見えなかった

愛媛県の山あいの農村に生まれた畦地梅太郎(1902-99)は16歳で故郷を離れました。さまざまな仕事についたのち、版画と出会ったのは24歳の時です。
都市の風景を描いていた畦地ですが、ふるさと愛媛の風景に自らの表現をみつけ、やがて「山」を自分のテーマに定めます。版画の小さな画面に、石鎚山や浅間山などの壮大な姿が描きだされます。風景版画で評価をえた畦地が、「山男」に取り組んだのは50歳代のことです。単純化された形とおさえた色調で描かれる山男は、畦地自身が山で感じたことを表現したものです。このテーマにより国際的にも知られるようになったのち、さらに60歳代には抽象的な表現も試みます。制作は80歳を越えても続けられ、まさに生涯にわたり信じるままに新しい表現を追求し続けたといえるでしょう。
畦地は多くの随筆を残しています。登山でのできごとや故郷の思い出を書いた文章は、素朴な語り口とユーモアで多くの人に愛されています。本展では、畦地の文章と制作ノートなどの資料を、版画作品とあわせてみていくことで創作の跡をたどります。
ある時、信仰について問われた畦地は、自分の信念は「俺は生きるんだ」ということだ、と答えています。96年におよぶその生涯は、21世紀とほぼ重なるものです。戦争、復興、経済成長…激動の時代の中を、畦地はとどまることなく歩み続けました。版画家として、人間として、畦地は正直に頑固に人生を生き抜きました。
晩年を町田市鶴川におくり、町田市の名誉市民でもある畦地の生誕100年を記念して開催される本展では、初期から晩年までの代表的な版画作品200点と、油彩・スケッチなどの関連資料を展示します。作品を通して、その長い生涯と創作を振り返り、畦地梅太郎という誠実な版画家の人間像を探ろうとするものです。
出品作品:《山のよろこび》 1957年
《火の山の家族》 1978年
《八幡浜劇場》 1946年
《浅間山》 1940年 など
ホームページ
http://hanga-museum.jp/
展覧会問合せ先
042-726-2771
会場住所
〒194-0013
東京都町田市原町田4-28-1
交通案内
徒歩

[小田急線 町田駅より 徒歩約15分]
小田急線町田駅東口(交番のある出口)を出る → 踏切を背にして商店街を直進 → 最初の信号を左折 → 原町田大通りを直進 → 町田街道につきあたったら、交差点を横断して右折 → 二つ目の角(タイムズ駐車場が目印)を左折して直進 → 芹ヶ谷公園に入り、公園の中の階段を下りきった右手が美術館

[JR 横浜線 町田駅(中央口)より 徒歩約15分]
JR 町田駅中央口改札を出て右折 → 歩道橋のスロープを下って原町田大通りを直進 → 町田街道につきあたったら、交差点を横断して右折 → 二つ目の角(タイムズ駐車場の手前)を左折して直進 → 芹ヶ谷公園に入り、公園の中の階段を下りきった右手が美術館

[JR 横浜線町田駅(ターミナル口)より 徒歩約12分]
JR 町田駅ターミナル口(横浜方面側の出口)の改札を出て右折 → 広場に出るので、駅を背にして正面の階段を下りて直進 → 三つ目の信号「版画美術館入口」で町田街道を横断 → さらに直進して急な坂道を下りきった左手が美術館
※たいへん急な坂道です。足元にお気をつけください。

バス・車

[バス停「高ヶ坂センター前」から 徒歩7分]
東急ツインズ前の町田バスセンター8番乗り場から 神奈川中央交通バス「92系統 高ヶ坂団地行き」に乗車、「高ヶ坂センター前」で下車。来た道を戻って最初の角を右折、道なりに直進、左前方が国際版画美術館です。下車してから徒歩約6~7分。バスは1時間に2~3本程度運行しています。運賃は、現金運賃200円/IC運賃195円。
※町田駅方面にお帰りになる場合、バス停のスタンドがありませんが、道路反対側の「カフェ」の前でお待ちください。

[平日は町田市民バス「まちっこ」もご利用になれます。]
「まちっこ」には公共施設巡回ルートと相原ルートがあります。国際版画美術館へのもよりの停留所「原町田四丁目」へはどちらのルートでもおいでになれます。下車してから徒歩約8分。
※「まちっこ」は平日のみの運行です。土・日・祝日、年末年始は運行しておりません。ご了承ください。

[車によるアクセス]
● 東名高速道路 町田インターチェンジ方面から
横浜町田IC 八王子方面出口から国道246号線「東名入口」の交差点を渋谷方面へ右折、約300メートル先町田街道入口「町田市辻」を左折、町田街道を約5キロ進んで、「三塚」の交差点で右折、成瀬街道に入り約300メートル先の「高ヶ坂」交差点を左折してすぐのコンビニ前を左折、道なりに約300メートル先が国際版画美術館です。

● 八王子方面から
町田街道を横浜方面に進み、「旭町」交差点を過ぎて「版画美術館入口」交差点を左折し(狭いので注意)下りきった左手が国際版画美術館です。
※「版画美術館入口」交差点は大型バスは進入禁止です。
ホームページ
http://hanga-museum.jp/
会場問合せ先
町田市イベントダイヤル Tel.042-724-5656
東京都町田市原町田4-28-1
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