本特別展では、モンゴル科学アカデミーと恐竜共同調査を行っている林原自然科学博物館の全面的な協力を得て、「化石を発掘・調査し、新しい事実を見つけ、復元する」恐竜研究のプロセスに焦点をあて内容を構成します。化石は現存しない恐竜について知るための唯一無二の手掛かりです。化石を発掘し、そこに残された証拠をもとに恐竜がどのような姿形をし、どう行動していたのか推測していく、表に出ることの少なかった恐竜研究の現場に満ちあふれるわくわくするようなエピソードを紹介し、その成果として大型恐竜の化石標本や、全身骨格標本などモンゴルを始め世界各地から産出する化石資料を多数展示します。証拠から発見を導く面白さやそこから生まれるリアルな感動を伝えると共に、よみがえる恐竜の姿から『地球の長い歴史』や『生物界の不思議』を考える機会をつくります。