郷土ゆかりの作家をとりあげる「郷土の作家シリーズ」の第15回目。
今回は、長野県小諸市出身で現在東京を中心に個展、グループ展を開催している荻原克哉(1959~)をご紹介します。東京藝術大学油画科を卒業した荻原は、絵の具の材料に卵を使用するテンペラ画という技法を用いて描いています。透明感のある色、描かれた人物の表情には、見る人の心をつかむものがあるはずです。
テンペラ画のほかに、鉛筆1本で色の濃淡を表現し、描いた作品であるエンピツ画も展示。張り詰めたような緊張感が画面の中に感じられる作品です。
本展では新作を含む約60点の作品を一堂に展示します。是非じっくりとご覧ください。