僕が、私が、憧れるヒーロー。それは、それぞれの時代に、この社会を救ってくれると信じられた人。夢を見せてくれた人。映画ポスターやプロパガンダ・ポスターなどアジアの大衆的な美術には、それぞれの時代に民衆が憧れた俳優、政治家、指導者たちが、理想的な人物として登場します。一方、現代美術の作家たちは、そうした人物たちに批判的なまなざしを投げかけ、その社会や歴史を問い直そうとします。本展では、こうしたアジアの美術作品の男性像に「ミスター・アジア」を探します。
展覧会の最後には、「ミスター・アジア」の人気投票コーナーがあります。強い男性、美しい男性、指導力のある男性、情けない男性・・・あなただったら、どんな男性を「ミスター・アジア」と呼びますか?