タイトル等
竹久夢二展 -憧れの欧米への旅-
会場
佐川美術館
会期
2010-04-24~2010-06-13
休催日
月曜日、6月1日・2日
開催時間
9時30分~17時(最終入館は16時30分迄)
※イベント開催時などに開館時間が延長されることがございます。
観覧料
一般1000円、高大生600円、小中生300円
主催者
財団法人 佐川美術館、NHK大津放送局、NHKプラネット近畿
概要
大正ロマンを代表する画家・竹久夢二(1884-1934)は、「夢二式美人」と称される独自の画風で一世を風靡する人気を得ました。本の挿絵や装幀、浴衣や日用雑貨のデザインを手がけるなどグラフィックデザイナーの先駆けとなり、詩、歌謡、童話など文芸の分野でも活躍し、中でも『宵待草』には曲が付けられ、大衆歌謡として全国的な愛唱歌となりました。しかし、その生涯は恋多く、やがて旅を重ねる漂泊の人生を歩むことになります。
夢二は数え年48歳の時、父との死別や愛の破局、仕事の低迷などを断ち切るように欧米への旅を計画します。昭和6年(1931)5月、横浜港を出発し、アメリカのカリフォルニア州を中心に約1年3ヶ月間滞在した後、ドイツを拠点にヨーロッパ各地を1年間かけて回り、昭和8年(1933)9月に帰国しました。旅行中、世界的不況、夢二自身の金銭的苦境、加えて優れない体調と気疲れで、心身ともに疲れきった夢二は帰国して1年後にその生涯を終えます。
本展覧会は、この欧米旅行に焦点を当てた「幻の帰国展」であり、欧米滞在中に描いたスケッチを中心に、油彩・素描作品をまとめて紹介いたします。中でもウィーンで制作された油彩画「扇をもつ女」は日本初公開の作品となります。最後の恋人といわれた少女・ナズモの面影、各地で出会った青い目の女性たち、ヨーロッパへ向けて出港したタコマ号の船旅の寸景、名勝地・街の風情など、感傷的に映し出されています。これらは、夢二最後の旅、アメリカ・ヨーロッパ彷徨の記録でもあります。
また、本展では夢二が手がけた雑誌や、西洋音楽の普及のための楽譜集『セノオ楽譜』の表紙の中から、欧米への憧れが背景となったデザインを展示するとともに、肉筆画の名品をあわせて展示し、現在もなお、多くの人々を惹きつける夢二の魅力を紹介いたします。
ホームページ
http://www.sagawa-artmuseum.or.jp/
展覧会問合せ先
TEL:077-585-7800 FAX:077:585-7810
会場住所
〒520-0102
滋賀県守山市水俣町北川2891
交通案内
【お車ご利用の場合】
●駐車場有70台、美術館入館者は駐車料無料
◆名神栗東ICより 約30分
◆名神京都東ICから、湖西道路真野出口より琵琶湖大橋経由 約30分
◆名神瀬田西ICより 約30分

【鉄道・バスご利用の場合】
◆JR守山駅よりバス約30分「佐川美術館」下車
◆JR堅田駅よりバス約15分「佐川美術館」下車
ホームページ
https://www.sagawa-artmuseum.or.jp/
滋賀県守山市水俣町北川2891
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