タイトル等
ル・コルビュジエ展
「輝く都市」から「健康都市」を展望する
会場
愛媛県美術館
会期
2010-05-29~2010-07-11
休催日
月曜日(ただし、6/7(月)、7/5(月)は開館、翌日休館)
開催時間
9:40~18:00(入場は17:30まで)
観覧料
一般1200(1000)円、高大生800(600)円、小中生500(300)円
※( )内は前売・20名以上団体・満65歳以上の方の料金
主催者
「ル・コルビュジエ展」実行委員会(愛媛県、愛媛新聞社、あいテレビ)
概要
スイス生まれ。本名はシャルル=エドゥアール・ジャンネレ。スイスの美術学校で彫刻、絵画、建築を学ぶ。1917年にパリに移り、1912年からラ・ショー=ド=フォン芸術学校で教鞭をとる。1920年に雑誌「レスプリ・ヌーヴォー」を創刊。1922年に設計事務所を開設する。1928年に設立されたCIAM(近代建築国際会議)の中心メンバーとして活躍。生涯にわたり建築や家具デザイン、絵画、彫刻、都市計画など幅広い分野において多彩な才能を発揮した。主な作品には「サヴォワ邸」や「ロンシャンの礼拝堂」がある。日本では上野の「国立西洋美術館」が唯一の作品。
ル・コルビュジエは近代合理主義をモダニズムに昇華させた20世紀建築史に残る巨匠です。ミース・ファン・デル・ローエ、フランク・ロイド・ライトらと共に近代建築の3大巨匠の1人と称されています。鉄筋コンクリート造で装飾を抑制したデザインは、機能美溢れるインターナショナルスタイルとして普遍的価値をもたらしました。都市計画では、機能性とともに人間中心の思想をさらに推し進めました。健康な暮らしのためには、「太陽、空間、緑」が不可欠として「輝く都市」を提唱。高層ビルと高速道路のネットワークで都市機能を高める一方でオープンスペースの緑地化、歩車道の分離、歴史建造物の保存を両立させ、誰にとっても快適な都市環境づくりをめざしたのです。ル・コルビュジエの思想は1933年開催されたCIAM(近代建築国際会議)で「アテネ憲章」として採択され、各国の都市計画に大きな影響をもたらしました。
時が流れても都市の健康が重要なテーマであることに変わりありません。WHO(世界保健機構)は「健康都市」を提唱し医療・福祉分野に限らず、さまざまな領域の人々が地域をあげて連携し、社会と経済の健康水準を高めることを推奨しています。都市環境がいかに変貌を遂げようとも、人間中心の思想は普遍なのです。本展ではル・コルビュジエの都市計画を中心に総合芸術としての足跡を辿り、その業績を継承する日本、特に愛媛のモダニズム建築を紹介します。そしてル・コルビュジエの遺産を「健康都市」の視点で未来に引き継ぐべく、展示や関連イベント、講演等を通して過去から未来への都市環境を展望します。
ホームページ
http://www.ehime-art.jp/
展覧会問合せ先
TEL:089-932-0010
会場住所
〒790-0007
愛媛県松山市堀之内
交通案内
・JR松山駅前より道後温泉または市駅前行き市内電車で5分
「南堀端 愛媛県美術館前」下車 徒歩1分
・松山観光港より、リムジンバスで30分。「市駅」下車 徒歩5分
・松山空港より車で約15分
ホームページ
https://www.ehime-art.jp/
愛媛県松山市堀之内
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