代々熊本藩主を務めた細川家は明治17年(1884)に華族に列せられ、侯爵の爵位を賜わりました。細川家で侯爵となった3人の当主、14代護久(1839~93)、15代護成(1868~1914)、16代護立(1883~1970)を中心に、細川家の近代をご紹介します。
護立は交遊範囲が広く、目白台の屋敷には横山大観や梅原龍三郎、志賀直哉、武者小路実篤、白洲正子など、あらゆる分野の芸術家、文学者、コレクターたちが訪れました。
今回の春季展では、護久・護成・護立とその家族の遺愛の品々や、交流のあった芸術家たちの作品を展示します。