彫刻美術館に所蔵されている800点を超える平面作品の中から<線>に注目して作品をご紹介します。
一言に<線>といっても、形をふちどりする線、集積によってボリュームや奥行きを表現する線、ゆったりとした線や勢いのある線など、美術表現における<線>はその運動や抑揚により、さまざまな表情をもっています。また、鉛筆や墨、木版や銅版画など、画材や表現方法の違いによっても多彩な味わいがみられます。
彫刻制作のための構想スケッチやドローイング、制作の概念を表現した作品から、彫刻とは独立した表現の作品まで、素描と版画における<線の魅力をどうぞご覧ください。