タイトル等
ポーランドポスター
会場
大阪芸術大学博物館
会期
2009-09-15~2009-10-03
休催日
9月22日(火・祝)、23日(水・祝)、27日(日)
開催時間
10:00~16:00
観覧料
無料
主催者
大阪芸術大学博物館
概要
ヨーロッパの東端に位置するポーランドが歩んできた歴史は決して平坦なものではありません。18世紀末から100年以上続いた列強諸国による分割統治、第二次世界大戦中にはドイツ軍の侵攻による甚大な被害と迫害、戦後はソ連の影響下に共産主義独裁体制がしかれるなど、芸術家たちにとっても自由な環境ではありませんでしたが、厳しい制約の中で作家たちは独自の表現方法を生み出してきました。
ポーランドポスターもそのひとつです。隠喩に満ちた絵画的な表現、時にグロテスクなモチーフ、手描きの文字など、さまざまな特徴をもつポーランドポスターは、ヨーロッパのポスターの中でも異彩を放っています。それらの特徴はポーランドの歴史や社会状況と密接な関係があります。他の芸術分野に比べて政府の検閲が緩やかだったポスターには、多くの画家たちが自由な表現の場を求めて集まり、ポーランドポスターの絵画的要素を強めました。そして隠喩表現は政府の表現規制をかいくぐるための有効な手段です。また、共産主義国であったために国家をクライアントとする文化ポスターが多数作られました。
1950年代にそれらの作家たちが国際的な評価を受け、「ポーランド派」として世界の注目を集めることになると、政府は積極的にポスターの制作を後押しするようになります。市場競争のない共産主義国であるがゆえに、販売促進や集客よりも芸術性を重視したポスターの制作も可能でした。
本展では、ポーランド派の黄金期と言われる1970年代前後に、ヤン・レニツァ、フランチシェク・スタロヴェイスキ、ヴァルデマル・シフィエジ、アンジェイ・ポンゴフスキなど、ポーランド派を代表する作家たちが制作した作品の中から、特に身体をモチーフとしたポスターを選び、その表現を紹介いたします。

□出品内容
ヤン・レニツァ、フランチシェク・スタロヴェイスキ、ヴァルデマル・シフィエジ、イェジ・チュルニャフスキ、アンジェイ・ポンゴフスキ 他による、映画ポスター、演劇ポスター、サーカスポスター 25点
ホームページ
http://www.osaka-geidai.ac.jp/geidai/
展覧会問合せ先
大阪芸術大学博物館事務室 電話:0721-93-3781(大学代表)
会場住所
〒585-8555
大阪府南河内郡河南町東山469
交通案内
近鉄「喜志」駅前より、スクールバス(無料・随時運行)
又は金剛バス「阪南ネオポリス」行きで「東山(芸大前)」下車すぐ。約10分
ホームページ
http://www.osaka-geidai.ac.jp/geidai/facilities/museum/index.html
大阪府南河内郡河南町東山469
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