タイトル等
特集陳列「聖母像の『到来』」
会場
東京国立博物館
会期
2009-08-04~2009-09-06
休催日
月曜日(ただし月曜日が祝日または振替休日の場合は開館し、翌火曜日に休館)
開催時間
9:30~17:00(入館は16:30まで)
原則として4月から12月までの特別展開催期間中の毎週金曜日は20:00まで開館します。
原則として4月から9月までの土曜、日曜、祝日、振替休日は18:00まで開館します。
※入館は閉館の30分前まで
観覧料
一般600(500)円、大学生400(300)円
※( ) 内は20名以上の団体
※障害者とその介護者各1名、高校生以下及び満18歳未満、満70歳以上の方は無料。入館の際に手帳等をご提示ください。
概要
東京国立博物館は、541件のキリシタン関係遺品を所蔵しており、その多くが重要文化財に指定され、キリスト教信仰の歴史をたどる貴重な資料となっています。そのほとんどは長崎奉行所(ながさきぶぎょうしょ)が信徒から没収した品で、明治12年(1879)に内務省社寺局(ないむしょうしゃじきょく)から当館に引き継がれたものです。今回は、聖母像(マリア像)を表わした作品を中心に展示します。
天文18年(1549)、宣教師フランシスコ・ザビエルがキリスト教布教のため来日した際、多くの聖母の絵を携えていました。その後、イエズス会のアレッサンドロ・ヴァリニャーノがイタリア人画家ニコラオを迎えて絵画学校を開くと日本人による聖像の制作がはじまり、日本ではとくに聖母像が大切にされました。そして慶長19年(1614)、徳川家康により禁教令が出され、聖像の所持が禁止されると、信者は、子安観音(こやすかんのん)などの仏像を聖母に見立てた、いわゆる「マリア観音」に祈りを捧げました。キリスト教布教とともにもたらされ、国内でも制作されるようになった聖母像は、信仰を禁じられてもなお、崇敬されたのです。
聖母像は、さまざまな遺物に表されています。日本に潜入して捕らえられた宣教師シドッチが持っていたとされる「親指のマリア」や、「マリア観音」、隠れキリシタンの摘発に用いた踏絵などです。さらに今回は、明治時代にドイツからもたらされた石膏のマリア像や、下村観山がロンドンで写したラファエロの聖母像をご紹介します。聖母像の日本への「到来」と、その後の深い信仰に、より多くの興味や関心を向けていただければ幸いです。
ホームページ
http://www.tnm.jp/
展覧会問合せ先
03-5777-8600(ハローダイヤル)
会場住所
〒110-8712
東京都台東区上野公園13-9
交通案内
■公共交通機関でお越しの方

JR上野駅公園口、または鶯谷駅南口下車 徒歩10分
東京メトロ 銀座線・日比谷線上野駅、千代田線根津駅下車 徒歩15分
京成電鉄 京成上野駅下車 徒歩15分
台東区循環バス「東西めぐりん」で上野駅・上野公園バス停から乗車し、1つ目のバス停が東京国立博物館前(2分)。

(!) 展示をご覧になる方は正門からご入館ください。


■お車でお越しの方

首都高速道路 上野線 上野出口 5分

(!) 東京国立博物館には駐車場はありません。

車椅子でのご来館の場合は当館総務課までご相談ください。一般の方は駅周辺の駐車場をご利用ください。
ホームページ
https://www.tnm.jp
会場問合せ先
03-5777-8600 (ハローダイヤル)
東京都台東区上野公園13-9
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