白洲正子(1910~1998)は目白台の細川邸(現・永青文庫)に通い、細川護立(1883~1970)に中国の唐三彩をはじめ一級の美術品を見せてもらいながら、美意識を養いました。
白洲正子はその後、仏像や能面、骨董や書など独自の美の世界を展開していきました。
本展では、白洲正子が鑑賞した「金銀錯狩猟文鏡」(国宝)や「三彩宝相華文三足盤」(重要文化財)、「三彩獅子」(重要美術品)、般若坊作「般若面」(重要美術品)などの護立コレクション約50点に加え、旧白洲邸武相荘所蔵の白洲正子コレクション約20点を展示し、美の巨人ふたりの交流を辿ります。