「現代アートってむずかしい」 ―そう思ったことはありませんか?急速な時代の流れとともに多様化し複雑化する現代アートの世界。芸術性がすぐに理解できない作品も数多くあり、そのような作品を見るたびに現代アートに対して難解さや戸惑いを感じる人も多いでしょう。今回、作品と鑑賞者の間にあるもどかしい距離を飛び越え、作品を「鑑賞」ではなく「体験」するための展覧会を開催します。現代アートを「見て」「触って」「参加して」、ゲームのように楽しみながら学ぶことができる新しいタイプの美術展です。出展作品は、現代アートの中でも「メディアアート(ビデオやコンピュータ技術などを用いた美術)」や「キネティックアート(動く美術作品、もしくは動くように見える美術作品)」と呼ばれる視覚効果を利用した光の美術作品です。コンピュータや携帯電話が人々の生活に浸透しているデジタル化社会で育った世代がゲーム感覚で楽しめる、参加性・体験性を重視したアートを紹介します。むずかしいと思わずに、心も身体もリラックスさせて現代アートに向き合ってみませんか。あなたの新たな感性をゆさぶり、新しい価値観を見せてくれる、そんなアートとの出会いが待っているかもしれません。