江戸東京博物館では、この1年間に新たに収蔵した資料をいち早く公開するため、企画展「市民からのおくりもの」を毎年開催しています。平成20年度には、ご寄贈や購入などにより1871点の資料を収集しました。資料のご寄贈をいただいた方々は、36名にのぼります。本展をつうじて、当館からご寄贈者へ感謝の気持ちをあらわすとともに、博物館の活動の重要な柱のひとつである資料収集活動へのご理解をひろげていきたいと思います。
ひとつひとつの資料には、それを持っていた方や使っていた方の生活や人生、思いがあり、それぞれに歴史的な背景や価値をもっています。展示された資料をご覧いただくことにより、みなさまの身近にある品々を見直すきっかけのひとつになれば幸いです。