安政5年(1858年)、幕府がアメリカをはじめオランダ、ロシア、イギリス、フランスとの間に締結した通商条約により、安政6年6月2日(1859.7.1)、神奈川(横浜)は国際貿易港として開港しました。
外国人が住むことを許された居留地と日本人の住む日本人町からなる開港場は、まさに異文化交流の舞台となり、異なる文化が接触することにより摩擦、対立、衝突が生じる一方、相互理解が深まり、新たな文化が生まれ、その様相は国内外に発信されていきました。
本展では、日本最大の開港場となった横浜の諸相を、異文化の衝突と受容に視点をおきつつ関係資料により紹介します。