タイトル等
躍動する魂のきらめき
日本の表現主義
会場
栃木県立美術館
会期
2009-04-26~2009-06-15
休催日
月曜日(ただし5月4日、6月15日は開館)、4月30日、5月7日
開催時間
9:30~17:00(入館は16:30まで)
観覧料
一般:800(700)円、大高生:500(400)円、中学生以下無料
※()内は20名以上の団体料金
※無料日:6月13日、14日、15日(県民の日)
主催者
栃木県立美術館、美術館連絡協議会、読売新聞東京本社
概要
20世紀初頭にカンディンスキーやマルクら若い芸術家たちによって始まったドイツ表現主義の運動は、やがて遠く日本においても「表現派」として紹介され、ときには交流もし、少なからぬ影響を与えました。同時代の雑誌に彼ら表現主義の芸術家たちの挿図が数多く掲載されたり、築地小劇場がドイツ表現主義の戯曲の翻訳劇を上演したりするなど、いくつも例を挙げることができます。
しかしそれは、受容する日本の側にドイツ表現主義に共感する何かがすでに備わっていたからにほかなりません。その重要な要素として、岸田劉生ら大正時代の生命主義を挙げることができましょう。柳宗悦ら『白樺』に集った人々の神秘的なものへの傾斜など、生命主義的な傾向は日本のその後の芸術表現にとっても重要な意味をもちました。
日本における表現主義の受容としては、最も顕著な恩地孝四郎らの版画、さらに洋画や建築の分野を挙げることができます。しかし、それだけにとどまりません。その躍動するような魂の表現は、日本画においても出現しました。たとえば南画では主観性に着目する傾向を強め、新南画の隆盛へとつながるなど、領域を問わずに多彩な広がりを見せました。
そして後には生活の領域にまで幅広く流行していき、1930年代頃の街は「表現派」が溢れることになったのです。
本展では、日本の近代以降、生命主義につながる芸術表現を発端として、ドイツ表現主義とその影響、そしてそれが生活領域に広がるまでを、洋画、版画、日本画、彫刻、工芸、建築、写真、舞台美術、映画資料などさまざまな分野の約350点で紹介します。
ホームページ
http://www.art.pref.tochigi.jp/
展覧会問合せ先
栃木県立美術館 TEL028-621-3566
会場住所
〒320-0043
栃木県宇都宮市桜4-2-7
交通案内
電車・バスをご利用の場合―
■ JR宇都宮駅から
西口バスターミナル 6番・7番乗り場から、
関東バス [作新学院・駒生行]で約15分、桜通十文字下車すぐ
■ 東武宇都宮駅前から
東武宇都宮駅前バス停(大通り沿い)から、
関東バス [作新学院・駒生行]で約5分、桜通十文字下車すぐ

お車をご利用の場合―
駐車場有・料金無料
■ 東北自動車道で
[鹿沼IC]から 約15分、または [宇都宮IC]から 約20分
■ 北関東自動車道で
[壬生IC]から 約25分
ホームページ
http://www.art.pref.tochigi.lg.jp/
栃木県宇都宮市桜4-2-7
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